史上初“ちょんまげ大関”へ……大の里どんな人? かつては銀メダリストと対戦 故郷・石川への思い【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
大相撲秋場所で、今年の夏場所以来となる2度目の優勝を果たした関脇・大の里(24)。史上最速の大関昇進も確実にしていますが、どんな力士なのでしょうか? 地震に加えて豪雨災害にも見舞われた石川県の出身で、故郷への思いを強くしています。 *Podcastできく*史上最速で大関へ…大の里、故郷への思い 【#みんなのギモン】 そこで今回の#みんなのギモンでは、「“ちょんまげ大関”へ 大の里どんな人?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●史上最速 大関昇進へ ●出身地石川への思い
■会見で喜び「立ち向かっていく気持ち」
富田徹・日本テレビ解説委員 「大相撲秋場所で、関脇・大の里(24)が2場所ぶり2度目の優勝を果たしました。また、史上最速の大関昇進も確実にしています。秋場所を13勝2敗で終え、23日午前に行われた会見では喜びをかみしめている様子でした。大関昇進への思いも語っています」 大の里 「朝起きてたくさん連絡が来ている瞬間が一番実感がわきましたね。この経験を何度も何度も味わえるように頑張りたいと思いましたね」 「番付は上がっていってますけど、気持ちはまだまだ、立ち向かっていく気持ちで。その気持ちが全てだと思うので、今まで通り気の持ちようは変わらずに頑張ってやりたいと思いますね」 鈴江奈々アナウンサー 「もの凄い勢いで番付を駆け上がっていって、その勢いが、コメントと取組から感じますよね」 斎藤佑樹キャスター 「『まだまだ』と言っていましたけど、大関は本当にすごいことです。おめでとうございます」
■初土俵は去年の夏場所…スピード出世
富田解説委員 「初々しい感じも残っていますよね。改めて、大の里とはどんな力士なのでしょうか。石川県出身で、大学時代には2年連続で全日本相撲選手権のアマチュア横綱に輝きました」 「初土俵は去年の夏場所で、デビューからわずか4場所で入幕。今年の夏場所では史上最速で優勝しました」 「そして今回の秋場所で2回目の優勝を果たし、これまた史上最速の大関昇進を確実にしました。日本相撲協会の正式決定は25日に出ますが、そこで決まれば史上初めての“ちょんまげ大関”が誕生すると言われています」 河出奈都美アナウンサー 「ちょんまげというのは、どういうことですか?」 富田解説委員 「大の里は、出世に髪の毛が伸びるのが追いつきません。十両以上の力士が結うことができる大銀杏を結えないまま優勝、そして大関昇進へと突き進んでしまったということです」