史上初“ちょんまげ大関”へ……大の里どんな人? かつては銀メダリストと対戦 故郷・石川への思い【#みんなのギモン】
■度重なる災害で傷ついた地元への思い
富田解説委員 「続いては、出身地・石川への思いについて。石川県津幡町出身の大の里。度重なる災害で傷ついた地元への思いを強くしていました。大の里の優勝が決まった21日の土曜日、能登地方を中心に猛烈な雨が降り、川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次ぎました」 「地元の様子をニュースで知った大の里は『土曜日に被害があって、絶対土曜日に優勝を決めたいと思っていましたし、僕の話題で(石川県を)勇気づけたい、元気づけたいという気持ちがあって。土曜日に優勝を決められて良かったと思います』と語りました」 斎藤キャスター 「『優勝を決めたい』と言って本当に決めてしまうところがすごいですよね」
■能登半島地震の被災地で避難所を訪問
富田解説委員 「石川県では今年1月に地震がありました。大の里は翌2月には他の石川県出身の力士とともに、被災地の避難所を訪問していました。それを見て喜びの涙を見せた人もいたといいます」
■秋場所優勝にも地元から喜びの声
富田解説委員 「そして今回の優勝にも、地元からは喜びの声が上がっています」 「21日、津幡町では『本当に感動でした。ありがとうございます。やっぱり素晴らしい津幡の星です』『(津幡町の)ヒーローだと思います』、金沢駅では『横綱まであと少し。頑張ってください!』という声が聞かれました」
■「日本中から愛される力士に」
富田解説委員 「大の里は常々、『日本中から愛される力士になりたい』と話していますが、まさにそんな感じになってきていますよね」 鈴江アナウンサー 「まず大関昇進は確実としていて、その条件は既にクリアしているんですよね?」 富田解説委員 「直近の3場所で33勝というのが1つの目安になります。これは既に20日にクリアしています」 鈴江アナウンサー 「被災された石川県珠洲市の方に話をうかがいましたが、『なんでまた…。気持ちの落ち込みが大きい』とおっしゃっていました。そういった方たちの背中を押すような取組に、これからも期待したいなと改めて感じます」 富田解説委員 「大の里は10月の金沢への巡業も決まっているということです。そこでも大いに盛り上げてほしいと思います」 (2024年9月23日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)