ビットワイズ、世界初のアプトス(APT)のETPをスイスで上場へ
ステーキング報酬提供も
米暗号資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、「アプトスステーキングETP(Aptos Staking ETP:APTB)」を上場予定だと11月12日発表した。 発表によれば、同ETPは11月19日にスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)に上場予定だという。 同ETPは、L1ブロックチェーンのアプトス(Aptos)への投資機会を提供するもの。アプトスを裏付けとする同ETPへは機関投資家および個人投資家の両方がアクセス可能だという。なお同商品は世界初のアプトスステーキングETPになると説明されている。 また保有するアプトスをステーキングすることで、手数料控除後で約4.7%のリターンを生み出すとのことだ。 ビットワイズの欧州部門代表である(Bradley Duke)氏は、「今年、欧州ではデジタル資産クラスへの投資がますます活発化している。アプトスステーキングETPは、規制されたラッパーを通じて、この有望なブロックチェーンへの高品質なエクスポージャーを求める先見性のある機関投資家や暗号通貨に精通した個人投資家向けに設計されている」と述べた。 また、アプトスラボ(Aptos Labs)のCEO兼共同創設者のモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏は「アプトスステーキングETPは、アプトスブロックチェーンの信頼性、拡張性、スピードを証明するものだ」と述べている。 アプトスは、「Move」言語を採用したレイヤー1ブロックチェーン。並列処理、パイプラインおよびモジュラー技術を用いて、安全かつ効率的なトランザクションの実行を可能としている。なお「Move」は、メタ(旧:フェイスブック)が2019年に「リブラ(Libra)」として発足したステーブルコインプロジェクト「ディエム(Diem)」のチームが開発したスマートコントラクト言語だ。 なおアプトスの開発は、ディエムの開発チームに所属していたモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏が共同創業したアプトスラボ(Aptoslabs)が主導している。
あたらしい経済編集部