JR東海、東海道新幹線の定期券を東京―熱海で値上げへ 2026年JR東の運賃改定時に
JR東海の丹羽俊介社長は12日の定例会見で、JR東日本が2026年3月に計画している運賃値上げが実現した場合に、東海道新幹線の東京―熱海間の定期券の料金を値上げする考えを示した。新幹線と並行して走る在来線の東海道本線(JR東)の運賃に対応した料金設定とすることで、新幹線定期券で在来線に乗車できる利便性を継続させる。 新幹線定期券の金額は、並行在来線の定期券の運賃をもとに計算され、並行在来線にも乗れる商品として発売されている。値上げについて丹羽氏は「お客様のご利用実態、利便性を考慮した」と述べた。 新幹線定期券は「特別企画乗車券」の区分の商品。運賃改定とは手続きが異なり、値上げに国土交通省の認可は必要なく、届け出のみでできる。新幹線や在来線の運賃については、丹羽氏は「現時点で見直す考えはない」と述べた。