「この部屋、窓が1つもない… 」原作&映画も大ヒット『変な家』の漫画版!間取り図から読み解くミステリー【漫画家に聞く】
本作は、原作・雨穴「変な家」のコミカライズ版。YouTubeは2000万再生を超え、原作小説、映画化の大ヒットとともにコミカライズも「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」で男性部門賞を受賞するなど大きな反響を集めている。今回は作画を担当する、漫画家・綾野暁さんにインタビューを行った。 【漫画】本編を読む ■ごく普通の一戸建、間取り図に隠された秘密とは? 普通の一戸建て住宅の間取り図を、知人の設計士に見せてみると「この家には、変なところがある」と間取り図に隠された違和感を話し始めた。そしてキッチンにある謎の空間や、2階の子ども部屋がおかしいと指摘した。間取り図から実際の建物を想像すると一体どこがおかしいのかが少しずつ紐解けていく…。 綾野さんは原作が大ヒットした「変な家」のコミカライズ版の公募の募集に、記念にと軽い気持ちで応募したのがきっかけで「まさか自分が選ばれるなんて」と驚いたそうだ。いざ制作にとりかかると「不気味に描くことはあるが、ホラーにならないように心がけ、原作の雨穴先生のネタを散りばめ楽しく創り上げることが出来ました」と語る。 特におすすめのシーンについて「第3巻の最後、お屋敷に向かう怪しい男が出てきます、その男は一体誰なのか注目して欲しいですね」とこだわりについても明かしてくれた。主人公が年齢性別不詳の人物として描かれており、キャラクターを創り上げるうえで原作から雰囲気が離れすぎないように工夫もしたという。 綾野さんは「漫画は読者の方々のお陰で続いております。これからも声援をお願いします」と読者へ感謝のメッセージを残してくれた。 読み始めると少しずつ以前の住人たちの奇妙な生活が見えてくる本作をぜひ読んでみてほしい。 取材協力:綾野暁(作画担当)