五輪に3大会連続出場 現役引退の高市未来さん「柔道通じた経験は大きな宝物」
女子63キロ級で五輪に3大会連続出場し、10月に現役引退を発表した高市未来さんが8日、東京体育館で行われた全日本柔道連盟アスリート委員会の表彰式に参加した。「今までたくさんの方からの支援、声援で大好きな柔道を全うすることができた」と感謝を述べた。 相原中出身で、旧姓田代時代のリオデジャネイロ大会では5位と結果を残した。今夏のパリ大会は2回戦敗退。混合団体では日本の銀メダル獲得に貢献した。今後はコマツのコーチとして後進の育成指導に当たる。 「世界選手権、五輪ではチャンピオンにはなれなかったが、柔道を通じて挑戦、経験できたことは私にとって大きな宝物。今後は柔道界に貢献できる人間になりたい」と新たな決意を口にした。
神奈川新聞社