パンマニアが夢中の「ロブロ」とは? 注目の3軒をリポート
サワードウからペストリーまで攻めたパンが並ぶ
1年かけて見つけた建築学校の作業場だった建物を改装。ヴィンテージの家具や植物が置かれ、手作り感あふれる。肩肘貼らない抜け感がやすらぎを与えてくれる。
すべてがさりげなく、それでいておしゃれ
(左上)使用する小麦は、コペーンハーゲン近郊のオーガニック生産者コーンビーから、ライ麦・オーランド小麦も、同じく近郊のオーガニック生産者ブリンクホルムから直送されたもの。その他、穀物も信頼のおける生産者のものを厳選。(右上)グルテンフリーグラノーラなど自家製の食雑貨。(右下)ナチュラルワインや卵や牛乳などよりすぐりの食材を販売。(左下)窓ガラスにパンのメニューが描かれている。
コペンハーゲン中心部からバスで約20分のレフス・ヘレス島に位置。以前は工業地帯だったが、港におしゃれなカフェができたり、工場をリノベしたフードコートができたり。都市の中のリゾートのようなエリア。 Lille bakery(リル・ベーカリー) Refshalevej 213B, 1432 København, Denmark インスタグラム/@lillebakery
THE BREAD STATION/ザ・ブレッド ステーション
オーガニックのベーカリーカフェチェーンであり、デンマークでサワードウの認知に大きく貢献した「エマリーズ」を立ち上げたレジェンド、ペア・ブロンさんがオーナーシェフを務めるお店。 十分な日照時間と温度があるサムソー島(デンマーク・中央ユトランド地域)の生産者から直送されたオーガニックの小麦・ライ麦を自家製粉。選び抜いた麦をじっくり醸し、理想のパンを作り上げる。
革新をもたらしたロブロサンド
ロブロといえば、スモーブロのようなオープンサンドしかなかったデンマークに、はじめて2枚のスライスで具材をはさむサンドイッチを持ち込んだのが、ブロンさんだ。 一般には出回らないデンマークの美食界を牽引する料理人ダニエル・レッツ氏のスモークサーモンを使い、注文後にできたてを提供する究極のサンドイッチ。ファノ島産のサーモンは舌触りはなめらかにして、香りは清らか、泳ぎ出しそうなほどの逸品。