“50代主婦”が強みになるセカンドキャリア。家事代行を始めたら「自宅の掃除もはかどった」
子育てが一段落する40~50代は、新しい仕事を始めたり、転職を考えたりするにはよいタイミング。とはいえ、資格や経験がない…と、不安になる方も多いのでは? じつは、今の年齢だからこそ重宝される仕事もたくさんあります。そこで、しゅふJOB・マーケティング担当の鈴木清未さんと、53歳から家事代行として働く高橋智子さんに「50代から輝く働き方」を伺いました。 【写真】53歳から家事代行として働く高橋智子さん
50代だからこそ求められる仕事はたくさん
「年齢を重ねたからこその落ち着きや気づかいが重宝される仕事はたくさんあります。研修やサポート体制が充実した会社を選べば、不安を感じることなく、安心して必要なスキルを身につけていくことも可能です」と、主婦のための求人情報ポータルサイトを運営する、しゅふJOB・マーケティング担当の鈴木清未さん。 ここでは主婦の家事スキルを生かし、家事代行として働く56歳の女性を紹介します。
主婦が立派なスキルに!得た経験が生かせる家事代行
家事代行サービスを展開するベアーズで、契約社員として勤務中の高橋智子さん。もともと家事は嫌いではないけれど、得意なわけでもなかったと語ります。 「腰の持病に負担とならない仕事を探していたところ、たまたま家事代行の求人を見つけました。充実した研修制度があると知り、これなら私にでもできるのではと、思いきって飛び込んでみたのがきっかけです」 掃除やマナーの研修を受けたのち、今は9時~18時のフルタイム勤務で、1日2件、各3時間の家事代行を行っています。 「お客さまのご要望に沿ったうえで、規定の時間内に水回りをみがいたり、全体の掃除をしたりと、できることを一生懸命行います。お客さまに喜んでいただけるのが、いちばんうれしいですね。また、時間を意識することで、自宅の家事も以前よりテキパキはかどるようになりました」
利用者との会話から新しい発見があることも
基本的には1人で利用者のもとへ訪問するそうですが、不安なときにはコールセンターに連絡することで、サポートを受けられるとのこと。 「個人間で連絡を取り合うことはないので、業務時間外でのやりとりはありません」 利用者が在宅の場合には、なにげない会話をするのも楽しみのひとつ。 「お客さまとの会話のなかで、自分が知らなかった便利な掃除グッズなどを教えていただくこともあります。日々、新しい発見があります」 ※ 高橋智子さんの「高」は、正しくは「はしごだか」
ESSE編集部