YouTubeがクリエイター向け新機能を「Made on YouTube」で発表、AIを活用して支援
米国YouTubeは、クリエイター向けイベント「Made on YouTube」で動画作成や収益化を支援する新機能を9月18日(米国時間)に発表した。AI(人工知能)を活用してクリエイターの創造性を高めるほか、ビジネスを推進する新しい手段を導入する。
■ VeoでDream Screenの背景作成能力を向上
2023年に発表した「YouTubeショート」の背景を生成する「Dream Screen」にグループのGoogle DeepMindが開発した動画生成AIモデル「Veo」を導入して機能を向上させる。独立した6秒の動画クリップをショート動画用に生成できる新機能で、撮影した動画の不足を埋めるクリップを簡単に生成できる(日本居住クリエイターへの提供は未定)。
■ ブレインストーミングツールが提案
チャンネル運営ツール「YouTube Studio」で「インスピレーション」タブを改良し、生成AIを活用したブレインストーミングツールを提供する。クリエイターは提案を元に、自分のスタイルに合った動画のアイディアやタイトル、サムネイル、アウトラインを使ってプロジェクトを完成させることができる。
■ ファンとつながる「Communities」
熱心なファンとの特別なつながりさらに深めるため、ファンや視聴者がクリエイターのチャンネルから直接アクセスできる専用スペース「Communities」を導入する。動画について話したり、ファンアートを共有したり、共通の趣味を持つ人々と交流したりなど、つながりを感じられる中心的な場所となる(日本への導入は未定)。
■ 「ハイプ」で新鋭クリエイターに応援
注目の新鋭クリエイターを推す新機能「ハイプ」で、視聴者は期待をかける新人クリエイターを応援できる。動画を「ハイプ」することで、お気に入りのクリエイターを新しい視聴者とつなげることができる。ハイプポイントを多く獲得した動画は特別なスコアボードに掲載され、発見や認知される可能性が高まる(日本への導入は未定)。