正社員7000名に聞いた理想の上司は「調和型リーダー」!上司のタイプによって部下の昇進意欲に影響も
Topic2:直属の上司のリーダーシップタイプ
■回答者の直属の上司も、「調和型リーダー」が31.4%と最多(図5) <図5> 直属の上司のリーダーシップタイプ 上司のリーダーシップタイプは、「調和型リーダー(調整×維持×心情)」が最も多く、次いで「安定型リーダー(調整×維持×理性)」となり、topic1の「理想の上司」と同様の結果となった。 ただし、3番目に多かったのは「開拓型リーダー(統率×変革×理性)」となり、topic1の「民主型リーダー(調整×変革×理性)」とは違いが生じている。 最も多い「調和型リーダー」と正反対の性質を持つ「開拓型リーダー(統率×変革×理性)」が、実際の直属上司においては3番目に多いというのは、組織というものの面白さを感じさせる結果ではないだろうか。
Topic3:上司のリーダーシップタイプによって部下からの信頼感に違い
まずは、「上司は、私の幸福を気にかけてくれる」「上司は、仕事についての知識が豊富である」など15項目の平均値(6点満点)で、上司のリーダーシップタイプによって部下からの信頼感がどのように異なるかを確認した。 ■周囲と協力し合う特徴がある上司に、信頼感を抱く部下が多い(図6) <図6> 上司のリーダーシップタイプ別 回答者の上司への信頼感の得点 部下である回答者からは、「民主型リーダー(調整×変革×理性)」が最も信頼感を持たれていることがわかった。時に強権的に見えかねない「統率」と比較して、穏健派な印象の「調整」の上司に信頼感を抱く部下が多いようだ。 後編では、上司のリーダーシップタイプが部下の昇進意欲にも影響性を示す調査結果や、事業環境によって求められるリーダーシップの違いについて紹介していく。 関連情報 https://www.recruit-ms.co.jp/issue/column/0000001336/ https://www.recruit-ms.co.jp 構成/清水眞希
@DIME編集部