【ハイライト動画あり】サクラフィフティーン、金星まであと一歩。ラグビーWXV2024 15人制ラグビー女子国際大会 WXV2
その後、日本代表はディフェンスで粘り、セットプレーでも互角の戦いを見せると、徐々に相手陣でのプレー時間が増えていく。17分、相手の固いディフェンスの前にSH(スクラムハーフ)津久井萌が裏にキックし、そのボールをWTB松田が足にかけてインゴールにボールを運んだが、相手に先にグラウンディングされてしまった。
ようやくチャンスを得点に変えたのは29分だった。自陣のスクラムを起点に、SO大塚が左タッチライン際の奥に「50-22」キックを狙った。相手がボールを残して、惜しくもタッチを切らなかったが、そのボールをWTB今釘小町がキープすることに成功。そしてFWで近場を攻めて、最後はNO8(ナンバーエイト)齊藤聖奈が押さえて、5-7とした。
その後も日本代表の時間帯が続くが、得点を挙げることができなかった。すると前半のロスタイム、スコットランド代表はモールを起点に、オフロードパスで縦につないで、20歳のFLアレックス・スチュワートが押さえ、再び7点差としでハーフタイムを迎えた。
後半、互いにディフェンスで集中力を見せて、なかなかスコアボードが動かない時間帯が続く。18分、日本代表が連続攻撃から得たペナルティでPG(ペナルティゴール)を選択して、SO大塚が沈め、8-12と4点差に迫った。
しかし23分、スコットランド代表もFW、BK一体となったアタックを見せて、WTBローラ・ロイドが右端にトライ、難しい角度のコンバージョンをCTB(センター)メリル・スミスが沈め、日本は8-19とリードを再び広げられた。
それでも日本代表は素晴らしい集中力を見せ、27分、相手の反則からゴール前ラインアウトのチャンスを得た。FWパックがしっかりと押し切って、最後はキャプテンFL長田いろはが押さえてトライ。13-19と、1トライ1ゴールで逆転できる6点差に追い上げた。
残り10分、日本代表は何度かゴール前でチャンスを得たが、相手の粘り強いディフェンスの前に得点を重ねることができず、そのまま13-19でノーサイドを迎えた。日本代表は初戦に続き惜敗したが、7点差以内の敗戦でボーナスポイント1を得た。