一体何処がすごいの? 世界で初めてストロングハイブリッドが採用されたカワサキ「Ninja/Z 7ハイブリッド」の魅力とは
現行バイク唯一のストロングハイブリッドならではの魅力とは
近年、地球環境問題への意識が高まる中、自動車業界では電動化の波が急速に広がっています。 【画像】「超カッコイイ!」カワサキ「Ninja/Z 7ハイブリッド」の魅力を画像で見る(10枚) その中で、二輪車市場でもエコロジーと効率性を重視した技術が注目を集めており、ハイブリッド技術はその一例。この技術がバイクにどのように影響を与えるのかを理解することは、今後のモビリティの未来を考えるうえで重要です。 そんなハイブリッドはマイルドハイブリッドとストロングハイブリッドという2つの方式に分けられ、バイクに採用されるのは基本的に前者です。 しかしカワサキが発売した「Ninja7 ハイブリッド」や「Z7 ハイブリッド」はストロングハイブリッドを採用したことで、大きな反響を呼びました。 では、ストロングハイブリッドを搭載したNinja7 ハイブリッドにはどのような魅力があるのでしょうか。
それについて知るには、2種類のハイブリッドの違いについて理解する必要があります。 ハイブリッド技術は、エンジンとモーターを組み合わせることで効率的な走行を可能にする技術。しかし前述の「マイルドハイブリッド」と「ストロングハイブリッド」では、それぞれ特徴や適用性が異なります。 以前からいくつかのバイクで採用されているマイルドハイブリッドでは、エンジンが主動力源であり、モーターはあくまで補助的な役割を果たすに留まります。 具体的には、エンジン始動時や加速時にモーターが補助を行い、アイドリングストップ機能をサポートすることで燃費を向上。この方式では、モーター単体での走行はできません。 バイクは軽量化が重要であるため、マイルドハイブリッドの小型でシンプルな構造との相性は良好です。 また、通勤や都市部の短距離移動を目的としたスクーターなどでは、コストパフォーマンスの良さが魅力となります。 一方、ストロングハイブリッドは、エンジンとモーターの両方を主動力源として使用。具体的にはモーター単体での走行が可能であり、低速時の静音性や燃費性能が大きく向上します。 この方式では、大容量バッテリーや大型のモーターが必要となるため、車体重量や価格に大きく影響するのがデメリット。そのため現時点では、マイルドハイブリッドの方がバイクとの相性が良いと考えられます。