「貯金が少ない若者」は新NISAをやっても失敗する…「お金持ちになりたい人」が真っ先に始めるべき"投資"
■「投資の神様」バフェットの金言 もちろん投資に正解はないので、投資対象(目指す希少価値)にしろ、投資方法(希少価値の高め方)にしろ、投資タイミングにしろ、自分が何を信じるかに尽きるだろう。希少価値は社会の変化をいち早く捉え、早く行動することで生まれるので、鑑識眼が問われるからだ。 だから徹底的に仮説と根拠を考えて、信頼できる人の意見も取り入れつつ、確信を得てから自己投資に全振りしよう。 言い換えると、少額から始めてリスクを確認してから投資金額を増やそう。 ---------- 「株式投資の極意とは、良い銘柄を見つけて、良いタイミングで買い、良い会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きる」 ――ウォーレン・バフェット ---------- ■「勢いでビジネススクール」は失敗の始まり 残念ながらほとんどの人は、資産運用したつもりで「資産(購入額以上の金銭を生み出す財源)」ではなく「ゴミ」を買ってしまう。 そして同じことは、自己投資においても言える。 「勢いで仕事を辞めて高いビジネススクールに通う」 「全財産をはたいてプログラミングのセミナーを受ける」 このように自己投資に失敗すると、お金も時間も失って、自己肯定感だけが下がってしまう結果となる。 人生一発逆転を狙うなら、間違いなく自己投資に賭けるべきだ。しかし、冷静かつ大胆な自己判断ができない人がそれを真似ても身を滅ぼすだけ。覚悟と信念が持てない人には、従来の投資鉄則に従って、人的資本と金融資本に長期的に分散投資することを強く勧める。 ---------- 「リスクをもたらすのは、自分の行動を理解していないことだ」 ――ウォーレン・バフェット ----------
■デキる人は「引き際」を見極められる 自己投資も投資なので、リスク許容度を明確にしないと痛い目に遭ってしまう。 通常の投資だと、誰もが以下のような「損切りライン」を設定していることだろう。 ●1年後の時点で、10%以上の損失が出ていたら損切りする ●一度でも100万円の損失が出たら損切りする 同様に自己投資においても、明確な「損切りライン」を設定することが重要だ。撤退基準さえあれば、集中投資は怖くない。 もちろん投資に成功の保証はないので、「必ず幸せになれる」「必ず高収入になれる」なんてことはない。だから事前に賭ける時間とお金を決めておいて、マイルストーンが未達だったら潔く諦めるべきだろう。たとえば、1年間100万円賭けて全力で頑張ってみて、伸び代が見えなかったら諦めるとか。 漢書の刑法志に「善く敗るる者滅びず」という言葉があるように、人生においては負け方も重要である。 許容できる負け方をしたら、「負けたらそこで試合終了」ではなく、「負けても試合続行」で新たな挑戦に向かえるからだ。 ---------- 「自分の能力とその限界を知っている頭のいいトレーダーは、自分の引き際を知っている」 ――岩崎日出俊(多くの産業再編に関わった投資家) ---------- ---------- カリス 東大AI博士 1993年、韓国生まれ。大阪大学・招へい准教授。長崎大学・特任准教授。博士(情報理工学/東京大学)。16歳で東京大学に合格。学生時代に能力を評価されて日本の永住権を取得。英・ケンブリッジ大学/独・ミュンヘン工科大学/伊・ミラノビコッカ大学で訪問研究。「みんな健康かつ笑顔で暮らせる社会」を実現すべく、医療AI/創薬AI研究開発にすぐ使える医用画像データプラットフォームを手がけるカリスト株式会社を2022年6月27日に起業。YouTubeチャンネル「カリス 東大AI博士」にて、科学的勉強法・科学的思考法・AIなどについて配信中。 ----------
東大AI博士 カリス