韓国与党・韓東勲代表、CNNの取材に「尹大統領が極端な行動を繰り返す可能性」
韓国与党・国民の力の韓東勲(ハン・ドンフン)代表がCNNとのインタビューに応じ、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾反対の考えを撤回した背景について説明した。 【写真】尹大統領を見送りに来た国民の力・韓東勲代表(11月14日撮影)
インタビューは6日に公開された。その中で韓東勲代表は尹大統領について「深刻な危険から国を守るため直ちに職務から降りるべきだ」と訴えた。 CNNは「大きな危険から国を救うため、韓国の政権与党代表が尹大統領の即時職務停止を主張した」「野党による弾劾の動きを支持するシグナルとも受け取れる劇的な反転」と報じた。 今月3日の戒厳令宣布当時、尹大統領が韓東勲代表を含む主要な政治家の逮捕を命じたとされる話について、韓東勲代表は「信じるに足る証拠を得たため考えを変えた」と説明した。 韓東勲代表は「尹大統領が引き続き大統領の職務を維持すれば、今回の戒厳令宣布と同じような極端な行動が繰り返されるという大きなリスクがあり、そうなると大韓民国と国民を重大な危険にさらす恐れがある」との考えを示した。 韓東勲代表によると、尹大統領の戒厳令宣布は事前に知らされず、全ての国民と同じくテレビ中継を見て知り大きなショックを受けたという。 韓東勲代表は「与党の代表として事態を解決できなかった責任を感じている」「直ちに党の執務室に行き十数人の国会議員を集め、戒厳軍が国会を掌握する前に国会に向かった」と明らかにした。 その一方で韓東勲代表は「戒厳令の早期撤回は韓国における民主主義の力を示すものだった」「韓国は危機を民主的に、そして連帯を通じて解決する強い伝統がある。多くの人が目にしたように、戒厳令問題は迅速に解決した。これは韓国の民主主義がいかに成熟しているかを示す事例だ」とも主張した。 ピョン・ジェヨン記者