6月の提言通った?久保建英、20歳DF高井らの代表抜擢を歓迎「意見が通るならいろんなことを言っていこうかな(笑)」
日本代表のMF久保建英(ソシエダ)が北中米W杯アジア最終予選・中国戦を翌日に控えた4日、報道陣の取材に応じ、この日が20歳の誕生日となるDF高井幸大(川崎F)ら若手の代表抜擢を歓迎した。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 今回の合宿ではパリ五輪でチーム最年少ながら主力CBを務めた高井が日本代表に初招集。久保にとっては日本代表で初めてフィールドプレーヤーに年下学年の選手が選ばれた形だ。また同じ2001年度生まれでもFW細谷真大(柏)がアジア杯以来の復帰を果たし、DF望月ヘンリー海輝(町田)も初招集。最終予選を前にチームの若返りが行われている。 久保は23歳の誕生日を迎えた今年6月4日、ミャンマー遠征中の取材対応で「日本代表が強くなりたかったら次の若手を積極的に使っていくべきだと思うし、そうであれば僕にももっと違う未来もあったかもしれない。世界の流れを見ても若くて有望な選手はどんどん使っていくべきだと思う」と提言。その言葉は今回、現実のものとなった。 久保はこの日、取材対応で若手の台頭に話題が向くと、鋭いジョークで応答。「タイミング的に僕が言ったから変わったみたいな部分もあるかもしれないし、ここを通して意見が通るならいろんなことを言っていこうかな、なんて思ったりしましたね」と話して報道陣の笑いを誘いつつ、「冗談は置いておいて、良い選手だから入っていると思います」と太鼓判を押した。 久保は3日に代表チームに合流したため、高井と望月の初招集組とは2日間練習したのみ。それでも「2日くらいしか一緒に練習していないけど、今回入った2人は良い特徴を持った2人だと思う。あとは彼らをどう活かすか。彼らが入った時に、いかに彼らの能力をいかに代表に還元していけるかも大事なのかなと思う」と前向きな展望を語った。 そんな思いはA代表の先輩から受け継いだもののようだ。久保は2019年に18歳で初招集され、A代表6年目。「最初は原口(元気)選手、柴崎(岳)選手、小林祐希選手だったり、良いパスをたくさんもらって、彼らに助けられて今の自分があるので、そういった部分も今度は自分が意識していければ良いのかなと思います」とサポート役を担っていく構えを見せた。