【2025年期待の一頭】新馬敗戦も漂う〝大物感〟 リンクスティップが勢力図を塗り替える可能性/明神瑠
明神瑠【リンクスティップ(牝3・西村)】
「(最終追い切りは)すごい良かったです。『相変わらず動くな』という感触で二千も問題ありません。折り合いもまったく問題ないですし、スピードもあります」 担当の新田助手がデビュー前から期待を寄せていたキタサンブラック産駒の牝馬リンクスティップ。その新馬戦はスタートの出遅れが響いてしまい、クビ差2着の惜敗だった。それでも、向正面で外からまくっていくレースセンスの良さを初戦から示したように、前評判通りの〝大物感〟を漂わせる、負けてなお強しの内容。続く2戦目ではきっちりとゲートを決めると、ラストまで楽な手応えで後続を2馬身半突き放す、まさに快勝劇だった。 年内にしっかりと未勝利脱出を果たしたリンクスティップ。年明けはどうしても阪神JFをはじめ、2歳重賞の好走組にフィーチャーされがちだが…。クラシックシーズンになれば、その名がいろんな媒体上で躍っているはずだ。
明神 瑠