第4回EBiDAN大運動会『スポーツマンヒップ!』超特急、M!LKら総勢51名のEBiDANが世代別チームで汗と涙の奮闘
泣いても笑っても最後「BACHI! BACHI!ガチンコリレー」
各チーム選抜メンバー7名による「BACHI! BACHI!ガチンコリレー」が最終種目。アンカーのみトラックを2周し、1位でゴールしたチームには100点が加算される。車エビの一人勝ちに思われる順位だが、今からでも大逆転を狙える競技だ。 小エビのアンカーは桜木雅哉(原因は自分にある。)。周囲を癒す笑顔で「この前の運動会でもファン投票でMVPだったということで、今回も頑張っちゃいます!」と可愛らしく意気込みを語る。甘エビのアンカーは杢代。キャプテンの田中に「見てください、この(バンダナの)巻き方! イケメンにしかできない!」と振られても余裕だ。塩﨑によると「アスリートが揃っている」車エビのアンカーは山中柔太朗(MiLK)。このまま逃げ切って優勝となるか見どころだ。伊勢エビのアンカーはリョウガ(超特急)で、なんと彼は2周を走ることを宣言した。 スタートの合図とともにトラックへ飛び出した第一走者、重なり合う声援。それぞれの推しへと投げかける応援がそのまま力となり、走り抜けるメンバーの背中を押す。一際大きな声が上がったのは、それぞれのアンカーがゴールする直前、良いところまで付けていた小エビのアンカー・桜木が転んでしまった場面。最初にゴールテープを切ったのは甘エビで、2位が車エビ、3位が伊勢エビ、そして4位が小エビ。2位をキープしていた甘エビのアンカー・杢代はギリギリのところで車エビを抜かし、トップをもぎ取る。田中の「やっぱお前かっこいいわ!」の賞賛を受けながら「疲れた……! でも良い結果が残せてよかったです、ありがとうございました!」と、最後まで勝者の余裕だ。 前半戦はエンタメで、後半戦は実力で魅せると掲げていた甘エビが有言実行してみせた形となる。総合優勝は常に1位をキープしていた車エビが奪取したが、満場一致で今大会のMVPを獲得したのは小エビの桜木。最終種目のリレーにおいて、すんでのところで転んでしまったことを悔やみ、涙を見せていた。 「4位が2位まで追い上げたのに、転んじゃって……」と涙ながらに訴える桜木。ともに走った杢代によれば「ずっと楽屋で『早く走れる方法』を解説したYouTubeを見ていた、2年愛用したランニングシューズを履いていた」という。それほど懸命に大運動会に向き合っていた事実が知れ、メンバーも観客も文句なしのMVP受賞となった。「良いMVPかどうかわからないですけど、MVPとれてよかったです」と最後まで謙虚な姿勢を崩さない。 そして桜木は、アルピー賞を受賞したリョウガの粋な計らいから、特典「アルピーと一緒に『DAN! DAN! EBiDAN!』のMCをやる」まで譲り受ける。今後、どこかの回でアルピーと桜木がともにMCをする姿が見られることだろう。二冠獲得となった桜木は「申し訳なさが勝ってるんですけど、もらったからには次の運動会もかましちゃおうかな」と締め括った。 第4回目を数えるEBiDAN大運動会『スポーツマンヒップ!』。参加メンバー、種目、規模を変えて開催されてきた本大会だが、リョウガの締めの挨拶が示したように、どんどん大きく成長していくEBiDANとともに、今後も恒例行事として引き継がれていくはずだ。来年の『スポーツマンヒップ!』では、彼らのどんな表情が見られるだろうか。 取材・文:北村有 撮影:笹森健一、高橋定敬