第4回EBiDAN大運動会『スポーツマンヒップ!』超特急、M!LKら総勢51名のEBiDANが世代別チームで汗と涙の奮闘
メンバー全員ゼロ距離?バランス感覚がものをいう「GYU! GYU! 華のステージ」
前半戦最後となる第二種目は「GYU! GYU! 華のステージ」。全員参加の本競技、どれだけたくさんのメンバーがステージに乗れるかを競うシンプルなもの。カウントに合わせて各チームのメンバーがステージに乗っていき、1名乗るごとに10点獲得となる。ステージ上のメンバーが増えていくにつれ距離が狭まり、バランス感覚や体幹が試されることになる。チームごとに人数が異なるため、10人以降は点数が加算されない仕組みだ。 伊勢エビ・FUMINORIは「これは勝てます、いただきましたよ」と自信満々。他チームよりも人数が少なく「若い人材を募集中です」と早くも疲れを覗かせていた年長チームだが、この種目はステージに乗る人数が少ないほど有利に働く。 甘エビ・田中は中間発表で4位に甘んじている結果に対し「まあまあ、こっからでしょ。DAN! DAN! EBiDANですから! バラエティですから! 楽しんでいかないとダメでしょうよって話なんです」とコメント。前半はエンタメに徹し、記録は後半から巻き返すと意気込んでみせた。 車エビ・塩﨑は「僕たち車なので、エンジン吹かせてブンブンいきます!」とやる気を見せる。小エビ・阿久根は「一番人数が多いですけど、関係ないです。頑張ります!」と初々しさを継続、ガッツポーズを作ってカメラアピールも忘れない。 結果、MAX10名まで全チーム順調に進み、仲良く横並びで100点ずつをゲット。片足を上げたり、わずかな隙間に身体をねじ込んだりと、少しずつゼロ距離になっていくメンバーたちに会場は盛り上がる。車エビは古川毅(SUPER★DRAGON)や飯島颯(SUPER★DRAGON)を中心に、互いに密着しながら持ち前の体幹をこれでもかと見せつける。人数の足りない伊勢エビに志賀が飛び入り参加するなど、グループやチームの垣根を越えた見どころ溢れる競技となった。
ハーフタイムショーでファン全員の心を掴み直す
前半戦が終了した段階で、1位は車エビ。キャプテンの塩﨑は「まだまだ種目はありますから、気は抜けませんね」と勝者の立場に甘んじない。実際のところ伊勢エビがすぐ2位につけていることから、油断ならない状況だ。 年長者チームである伊勢エビは、平子に「それぞれがそれぞれの張った筋を伸ばしております」と称されたとおり、合間にストレッチをする志村玲於(SUPER★DRAGON)や吉田がいたり、筋膜リリースをするカイがいたりと、身体のケアに余念がない。キャプテンのFUMINORIは「種目を終えて絆が生まれてるので、怪我なく1位を獲りたいと思います」と後半戦への意気込みに触れた。 小エビのキャプテン・阿久根は「まだまだ若くて体力残ってると思うんで、最後までいきます!」。甘エビのキャプテン・田中は「反省点を考えるより今後のことを考えたほうが良いと思うので、反省点はありません」と変わらず強気の姿勢。「さっきの競技がキツすぎて、ちょっと周りに任せたいと思います」と口にする小泉光咲(原因は自分にある。)とは真逆のスタンスだ。言葉とは裏腹に、自信たっぷりに拳を突き出してみせる。 後半戦を前にしたハーフタイムショーでは、世代別チームではなく本来のグループで持ち曲をパフォーマンス。今大会では欠席となった超特急・タクヤのコメント、続けてMiLK・佐野勇斗のコメントが流れたあと、Lienelが『親指☆Evolution!』を披露。デビューしたての瑞々しさを存分に振りまく。サビへと接続する「ハイハイハイハイ!」という煽りとともに、ファンの団結力まで高めていく様は見事。高岡ミロ(Lienel)の「最後まで声出していくよ!」に励まされた掛け声が会場を満たす。 続くのはICExで『Hollywood』。Lienelと同じくデビュー後間もないICExだが、観客のボルテージを上げる煽りや、合間に差し挟むカメラアピールはすでにお手のもの。客席からもしきりに「かわいすぎる」とため息にも似た声が上がり、アルピーの二人も「若いよね~」「もうあんなに動けないよ」としみじみする。 BUDDiiSも新曲『UtopiiA』で結成から4年を迎えたグループの結束力を示す。体調不良から突如欠席となってしまったKEVIN(BUDDiiS)の分も、そして彼推しのファンのためにも、楽しませることに重きを置いたパフォーマンスで魅了。DIYダンスボーカルグループと称されるとおり、10人それぞれの特性を活かして自らのポジションを作りあげてきたBUDDiiSは、ハーフタイムにたった一曲だとしても、余すところなく彼ら独自の世界観でもって会場全体を染めてみせた。 そんな空気をまたもやカスタマイズしてしまうのが、原因は自分にある。の『推論的に宇宙人』。ファンにとってはお馴染みの“ニナニナダンス”で、観客の心を翻弄していく。もちろん大倉空人(原因は自分にある。)の一人ひとりに語りかけるような呼びかけ、武藤潤(原因は自分にある。)の美声も健在だ。 ハーフタイムショーも折り返し。続くSUPER★DRAGONは、松村の「一番可愛い顔します」のフリから、この曲では恒例である田中のキュートな表情から始まる『Sweets』をパフォーマンス。今大会、甘エビのキャプテンとして攻めた発言も目立つ田中だが、SUPER★DRAGONとしても珍しい可愛くポップな楽曲でしっかりとギャップも見せていく。もちろん池田彪馬(SUPER★DRAGON)と田中の絡み、古川のウインクも変わりなく、癒し担当といってもいい柴崎楽(SUPER★DRAGON)の笑顔もファンの心をあたためる。 続いて塩﨑の「みなさんこんばんは、MiLKで~す!」で幕を開けたMiLKの『テレパシー』。MiLKらしさ満点、誰の耳にもフィットして浸透するメロディと声音が、LaLa arenaを満たす。佐野の欠席で4人の出場となってしまったMiLKだが、彼らのパフォーマンスは物足りなさどころか、4人だからこそ醸し出せる透明感を感じさせる。佐野のぬいぐるみを手にした吉田がキスを連発する件もあり、会場から発せられる歓声はもはや喚声だ。 やはりトリを飾るのは超特急で『ジュブナイラー』。13年近くになるキャリアを背景に、EBiDANグループ全体を牽引するレジェンドっぷりを、彼らにしか出せないフォーメーションで見せつけた。一糸乱れぬ「青春青春ばっちこいや!」の掛け声が一体となって響く。彼らのライブは一度見ただけで虜になると評判だが、ここ大運動会の場でもその真価は十分に発揮された。