バレー男子日本代表新監督のロラン・ティリ氏、協会とも選手とも相思相愛「素晴らしいオファーをいただいて断る理由などなかった」
日本バレーボール協会(JVA)が2日、男子代表監督に就任するロラン・ティリ氏(61)のオンライン会見を行った。同氏は「素晴らしいオファーをいただいて断る理由などなかった」と笑顔を見せた。契約期間は2028年ロサンゼルス五輪後に予定されている秋のアジア選手権まで。 【スリーショット】男子日本代表監督に内定し、記者会見したロラン・ティリ氏、日本協会の川合俊一会長、南部正司男子強化部長 JVA・川合俊一会長(61)は複数の候補者の中からティリ氏の就任が決まったことに「バンザーイって感じです。大喜びですよ」と相思相愛を強調をした。 ティリ氏は現役時代にフランス代表のアタッカーとして1988年ソウル、92年バルセロナ両五輪に出場。同い年の川合会長とも対戦したことがある。2012年からフランス代表監督を務め、21年東京五輪では初優勝に導いた。世界のバレー界では名監督の1人だ。 現在、SVリーグ男子の大阪Bで指揮をとっていることから、今季終了後に退任し、来年から代表チームの指揮を執る。 大阪Bには「しばらく代表は休みたい」と話すサウスポーエース・西田有志(24)がいる。ティリ氏は「しっかりコミュニケーションをとっていきたい」と西田の招集にも意欲的。バスケットボールが八村塁(26)=レイカーズ=の発言で大揺れだが、こちらは視界良好で新チームのスタートといきたい。 (久保武司)