個性派俳優・伊藤孝雄さん、昨年8月に87歳で死去 NHK「真田太平記」に出演 劇団民芸が発表
個性派俳優として知られた伊藤孝雄さん(いとう・たかお、本名同じ)が、昨年8月14日、多臓器不全のため、都内の自宅で亡くなっていたことが10日、分かった。87歳だった。葬儀は家族で執り行った。この日、所属の劇団民芸から発表された。 伊藤さんは、1963年俳優座養成所(12期)を卒業し、65年より民芸の劇団員に。端正で彫りの深い顔立ち、抑制の効いた芝居で頭角を現し、多くの舞台出演の一方、NHKの大型時代劇「真田太平記」(85年、渡瀬恒彦主演)では義を重んじる武将、上杉景勝役などドラマや映画でも存在感を発揮した。
報知新聞社