宮城県庁、トラストバンクの「LoGoチャット」で県内市町村と連携
自治体向けDXソリューションを提供するトラストバンクは11月20日、宮城県庁と県内市町村間で、自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」の連携試行を開始すると発表した。 同社は地元ITベンダーであるテクノ・マインドと協業し、県内自治体職員専用のLoGoチャットユーザーグループ環境を作成、11月より順次、県庁と県内市町村との連携を試行していく。 宮城県と県内22市町村でLoGoチャットを活用し、県と市町村、市町村間で、基幹系業務システムの標準化や行政手続きのオンライン化など、共通する課題について情報や意見を交換する。 こうした取り組みにより、政策立案の効率化や行政事務の効率化が期待でき、住民へのサービス向上にもつなげる。 LoGoチャットは、総合行政ネットワーク(LGWAN)やインターネットで利用可能な自治体向けビジネスチャットツール。PCやスマートフォンで、庁内・他自治体・外部事業者とのコミュニケーションが可能となる。これにより生産性向上、情報共有・意思決定の迅速化、ペーパーレス化に貢献する。全国約4万人の職員が参加するユーザーグループで、テーマ別の意見交換が可能だ。 従来の電話やメールでの情報共有は、迅速性や効率性に課題があったという。特に、情報・DX担当職員が少ない市町村では、情報共有や意見交換の効率化が求められていた。