ボディビル初挑戦で階級別優勝!盛り上がった大胸筋を作り上げた27歳 5年後に目指すは日本最高峰の舞台
6月23日(日)、エルおおさかにて『第37回 大阪男子クラス別ボディビル選手権大会』が開催され、加代尚士(かしろ・なおと/27)さんが、男子ボディビル65kg以下級、アンダー30の部でダブル優勝を果たした。 【写真】「ボディビル歴1年!?」加代尚士選手の盛り上がった大胸筋
65kg以下には見えないバルクが素晴らしい加代さんは、今年がボディビル初挑戦だ。 「初めてボディビルに挑戦した年に、ちゃんと結果が残せて良かったです。初戦のマッスルゲート大阪戦で『自分は65kg以下級の方がより輝ける』と感じたので、1ヵ月かけて5kg絞りました。まさか勝てるとは思っていなかったので、嬉しかったですね!他の選手と比べ、脚のサイズ感やカットの深さ、背中の厚みの違いに驚いたので、自分は脚と背中を強化すべきだと感じました。ポージングについても準備不足を感じたので、これから改善していきます」 加代さんのトレーニングやコンテスト出場へのきっかけには、大切な筋トレ仲間の存在があったという。 「大学時代、仲間に誘われて、大学の施設にあったトレーニングルームで鍛え始めました。今回の大会に出ようと思ったのも、筋トレ仲間がきっかけです。ステージに立ち、活躍する仲間たちの姿を見て、自分も大会に出ようと決心しました。男なんで、脚もしっかり鍛えて、ボディビルで勝負します!」 脚と背中の鍛える頻度を増やした加代さん。 「トレーニングは週に4~5回、特にルーティンは決めておらず、回復した部位を回しているって感じです。主にストレートセット、アセンディングセット、レストポーズなどで行ってます。こだわりは重量を扱うこと、1セットで追い込み切ることを意識。トレーニング時間は2時間半から3時間ほどで、トレーニング中はマルトデキストリン、塩、CCD、クエン酸を入れたイントラを飲んでいます」 毎回、トレーニングで限界まで追い込んでいるので、「有酸素はしてません」と加代さん。 「摂取カロリーは、細かくは計算してなくて、3,000kcal前後。内訳は、炭水化物70~75%、タンパク質は体重×2~2.5g、残りのカロリーを脂質から摂取してます。野菜も積極的に食べて、それを1日に4~5食に分けて食べてました。この大会後、1日3食に変更しましたが、鍛える部位によって摂取カロリーをコントロールしているおかげか、引き続き順調に減量できています」 「3年後に日本クラス別で優勝、5年以内に日本選手権ファイナリストが目標!」と、加代選手は目を輝かせる。
「今年の目標は大阪選手権TOP6入り、関西クラス別65kg以下級で優勝、日本クラス別65kg以下級1次ピック通過。ジュラシックカップのノービスクラスで優勝、ジャパンカップ65kg以下級で優勝です!日本クラス別の優勝や、日本選手権ファイナリストの目標も、自分に良いプレッシャーを与えられるので、ここに宣言します!あとは思い描いた未来を実現させるため、世界一、楽しくボディビルディングするだけなので、むしろ楽ですね!」
取材:山口夏織