鳥栖降格…磐田と札幌は白星で望みつなぐ 広島&神戸が敗戦で優勝争いはこう着/J1第34節
2024明治安田J1リーグ第34節が18日と19日に行われた。 最下位に沈むサガン鳥栖の降格が決まった。京都サンガF.C.との直接対決で早々に数的有利を得ながらも0-2に敗れた。さらに柏レイソルが3位FC町田ゼルビアと引き分け、湘南ベルマーレは首位サンフレッチェ広島に逆転勝利したことで、残留圏の全チームが勝ち点「39」以上に到達。勝ち点「26」の鳥栖が残り4試合で降格圏を脱出することは不可能となり、初昇格から13年目で初のJ2リーグ降格が決まった。 湘南に敗れた広島は、12試合ぶりの黒星に。2位ヴィッセル神戸もFC東京に屈して9試合ぶりの敗戦を喫し、両者の勝ち点差は「1」のままとなった。終盤に追いついた町田は、広島との勝ち点差を「5」に縮めた。 名古屋グランパスは、守護神ランゲラックの『豊田スタジアム』でのラストマッチを勝利で飾れず。敵地で2-0の勝利を収めた19位北海道コンサドーレ札幌が、17位との勝ち点差を「7」に縮めた。 18位ジュビロ磐田も残留に希望をつなぐ4試合ぶり白星。ジャーメイン良の2ゴールでセレッソ大阪を相手に2ゴールを先取すると、終盤に1点を返される。試合終了間際にはPKを献上したものの、“守護神”川島永嗣の魂のセーブで逃げ切りに成功した。 シーズン終盤の監督解任に踏み切った鹿島アントラーズは、中後雅喜監督の初陣でアビスパ福岡と対戦。ともに決定力に欠いてスコアレスドローに終わった。“オリジナル10”対決となった東京ヴェルディvs浦和レッズは、渡邊凌磨のミドルシュートで浦和が先制。しかし、綱島悠斗がJ1初ゴールを含む2得点の活躍を披露し、東京Vが逆転勝利した。 今節の試合結果と順位表、今後の対戦カードは以下の通り。
■第34節
▼10月18日(金) 川崎フロンターレ 1-1 ガンバ大阪 ヴィッセル神戸 0-2 FC東京 横浜F・マリノス 0-0 アルビレックス新潟 ▼10月19日(土) 鹿島アントラーズ 0-0 アビスパ福岡 柏レイソル 1-1 FC町田ゼルビア 名古屋グランパス 0-2 北海道コンサドーレ札幌 京都サンガF.C. 2-0 サガン鳥栖 湘南ベルマーレ 2-1 サンフレッチェ広島 セレッソ大阪 1-2 ジュビロ磐田 東京ヴェルディ 2-1 浦和レッズ