【夏休み特選】時間を無駄にしない! 絶対面白いどんでん返し映画10選!【ネタバレあり】
予想が根こそぎ覆される!『バニー・レークは行方不明』
ゆっくりと過ごしたい夏休みに、映画を見てリフレッシュするのはいかが? とはいえ、観終わった後に「時間を無駄にした……」という思いはしたくないはず。そこで絶対に面白い映画10本を厳選! これなら費やした時間と同等以上の感動に満たされるはず!なお、この記事にはネタバレが含まれていますので、ご注意ください。 『帰らざる河』『悲しみよこんにちは』の名匠オットー・プレミンジャーが手がけたサスペンス・ミステリー。アメリカからロンドンに引っ越してきたシングルマザー、アン(キャロル・リンレー)が、保育園に預けていた幼い娘バニーを迎えに行く。しかしバニーは忽然と消失してしまい、ロンドン警視庁のニューハウス警部(ローレンス・オリヴィエ)が捜査に乗り出す。しかし保育園の職員をはじめ、誰もバニーを目撃しておらず、ニューハウスはアンの主張に疑念を抱きはじめる……。 【ここからネタバレ】 人間の失踪を題材にしたミステリー劇は『フライトプラン』『ブレーキ・ダウン』など数多くあるが、本作はそれらのどれとも違う真相が待ち受ける異色作。観る者は“消えた少女”バニーは最初から存在しておらず、情緒不安定なアンの妄想の産物ではないかと思わされるが、その予想は根こそぎ覆される。キーパーソンはアンの唯一の理解者である兄スティーヴン(ケア・デュリア)。彼がサイコな本性を露わにし、アンとの歪んだ兄妹愛が明かされる結末に唖然呆然とさせられる。
結末の予測が不能な代表作!『ユージュアル・サスペクツ』
密輸船が爆破され、多額の現金と麻薬が消え去る事件が発生。唯一の生存者は、船の襲撃を指示された詐欺師ヴァーバルだった。警察がヴァーバルの尋問を行う中、ヴァーバルが犯罪者仲間4人とともに船を襲撃したこと、その襲撃を命じたのが正体不明のギャング、カイザー・ソゼであることなどが浮かび上がり……。物語は尋問を受けるヴァーバルが、密輸船爆破事件が起こるまでの過程を回想する形で進行。この回想がキーポイントとなっているのだ。 【ここからネタバレ】 話を聞き終えた警察は、ヴァーバルの犯罪者仲間の1人をカイザー・ソゼと断定。しかし、ここからが大ドンデン返し。取調室を後にし、街に消えたヴァーバルこそがカイザー・ソゼだと分かる。なぜならヴァーバルは、取調室にある書類やマグカップに書かれた文字を拝借して、嘘の供述を延々と話していたというわけ。警察は見事にそれを信じ、騙されていたというオチだ。