香取慎吾に広瀬すず…2025年冬ドラマ、もっともイチオシの作品とは? ドラママニアのコラムニストが選ぶ珠玉のラインナップ
2025年冬ドラマシーズンの到来の季節。豪華な出演者、脚本家が勢揃いでドラマ好きにはたまらない。今回は、「いろいろあるけど何を見たら良いのか分からない…」と、お悩みの方のために、コラムニスト・小林久乃が「これだけは絶対に外せない」作品を5本チョイス。珠玉のラインナップをご覧あれ。(文・小林久乃)
2025年冬期イチオシのドラマは?
2025年の冬ドラマが始まる。ラインナップを眺めると、豪華な出演者、脚本家の顔が並ぶ。これはドラマオタクとして新年早々、血湧き肉躍る。 一例を挙げると…バカリズム脚本、市川実日子主演の『ホットスポット』(日本テレビ系・1月12日)をはじめ、『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(2010、TBS系)が大ヒットした脚本家・西荻弓絵、主演・赤楚衛二の『相続探偵』(日本テレビ系・1月25日)。第7シーズンを迎えた、松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系・1月14日)など、毎曜日が楽しみになる作品がこの1月、一斉に開幕する。 その中でも私こと、コラムニストの小林久乃が「これだけは何があっても見る! 推す!」という5作をセレクション。何を見ようか迷っている方、ご参考にどうぞ。
心にブッ刺さる演技に期待
週の初め、火曜日は『東京サラダボウル』(NHK総合)が良さそうだ。 こちらは漫画原作のある作品で、“外国人犯罪・外国人事件”にフォーカスを当てている。グリーンヘア(サラダイメージ?)の鴻田麻里(奈緒)は国際捜査係の警察官でまさに前述の犯罪を取り扱う。 警視庁・通訳センターの中国語通訳・有木野了(松田龍平)はとある事件をきっかけに、警官とは距離を置いてきたものの、鴻田との出会いによって変わっていく。タイトルの“サラダボウル”とは、さまざまな人種が共存していく日本のことを示す。 主演・奈緒&松田龍平というだけでもう録画予約をせずにはいられない、と決まった。2人の演技は確かだ。しかもここ数年、静かにヒット作を連発しているNHK制作ということで、期待は高まる。 そして木曜は『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系・1月9日)を見よう。ニュース番組のプロデューサーだった大森一平(香取慎吾)は、とある理由によって退社後、流れに流れて政治家を目指す。選挙アピールのため、保育士として働くシングルファーザーの義弟・小原正助(志尊淳)と同居を開始するが…? というあらすじ。 香取慎吾といえば、いくつものヒットドラマで主演を積み重ねてきたスターだ。ここ数年、NHKや『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(2021、テレ東系)主演などの履歴がある。 ただ“フジテレビ木10でゴールデンタイム放送”という、華々しい舞台に戻ってきてくれたのは「おっ」と声があがる。平成期に彼のドラマを見続けてきた者としては嬉しい限り。ちなみに香取のフジテレビ主演作で、今も忘れられないのは『薔薇のない花屋』(2008)だ。今回も心にブッ刺さる演技をお願いしたい。