アカデミー賞投票締め切りが南カリフォルニア森林火災の影響で2日間延長 授賞式は予定通り
南カリフォルニアで猛威を振う大規模な森林火災の影響で、8日に始まった「第97回アカデミー賞」のノミネート投票の締め切りが延長されることが分かった。女優のマンディ・ムーアやジェイミー・リー・カーティスら、多くのアカデミー会員の自宅が焼失したり、火災の危機にさらされているためだ。 同賞を主催する映画芸術科学アカデミーは8日、予定されていた投票締め切り日とノミネート発表日をそれぞれ2日延長し、それぞれ1月14日と同19日に変更したことを明らかにした。発表・受賞式は予定通り3月2日に行われ、トークショーの人気ホスト、コナン・オブライエンが司会を務める。 約1万人の会員を擁する同アカデミーのビル・クレイマーCEO(最高経営責任者)は8日に声明を発表。「南カリフォルニア全域で発生した壊滅的な火災の被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます」とし、「このロサンゼルス地域で暮らし、勤める多くの会員や業界の仲間たちは、みなさんのことを心配しています」と伝えた。 火災被害は南カリフォルニア・ロサンゼルス郡西部の高級住宅地マリブやサンタモニカ、パシフィック・パリセーズなどの地域を襲い、すでに1000棟以上の住宅建物が焼失し、多くの住民が避難している。 地元メディアによると、「サルバドル/遥かなる日々」(1986年)で戦場ジャーナリストを演じ、アカデミー主演男優賞候補になったジェームズ・ウッズや、パロディ・ホラー・コメディ「最終絶叫計画」(2000年)でブレークした女優アンナ・ファリス、アーノルド・シュワルツェネッガーの元妻でケネディー家出身のマリア・シュライバーさんらの自宅も全焼した。
東スポWEB