球団に”怒り”も…契約更改で不満を見せた歴代選手(5)レギュラー以外の低評価に”苦言”
オフシーズンとなった2024年のプロ野球。現在は契約更改に突入し、各選手が続々と来季契約を締結している。近年の契約更改では大きな問題もほとんどなくなったが、かつては球団側の提示額に納得できず、記者会見で怒りを露わにする選手も珍しくなかった。ここでは、契約更改で不満を見せた歴代選手を紹介したい。
森本学
出身:大阪府 投打:右投右打 身長/体重:175cm/78kg 生年月日:1978年1月6日 ドラフト:2002年ドラフト6巡目 控え選手に対する評価の見直しを求め、保留を選択したのが福岡ソフトバンクホークスの森本学だ。 森本は大阪桐蔭高で持ち前のユーティリティぶりを発揮。卒業後は福井工業大に進学すると、リーグ戦では首位打者も獲得した。 その後、社会人野球のシダックスでプレーを続け、2003年にダイエー(現:ソフトバンク)に入団。 入団後しばらくは控え、あるいは守備固めといった起用が多かったものの、2009年は松田宣浩の故障もあってキャリアハイの95試合に出場。 だが、球団からの提示額は自らの希望額には届かず。「レギュラーだけで試合をやってみてください」と主張した。改めて、控え選手の大切さを認識する一件だったと言えるだろう。
ベースボールチャンネル編集部