秋冬こそ【大人グランピング】がおすすめの理由 自然の中で絶景や本格グルメ、体験を楽しむプライスレスな1泊2日の旅をレポート!
専任のグランピング・アテンダントがマンツーマンで指南。極上の体感型ディナーを満喫
陽が落ち、時間になると部屋専属のグランピング・アテンダントの青山さんが登場。2時間ほどのディナーの間、この部屋だけを担当しサポートをしてくれるそう。なんて贅沢! 「作って楽しむ極上の体感型ディナー」とあって、本格的なアウトドア料理を作る体験もできるのが魅力です。 調理で使うのは、前菜からメイン、デザートまで「特製のグリル窯」だけ。今回は大人向けグランピングにぴったりの「贅を楽しみ尽くす秋冬の特別夕食体験プラン (黒トリュフ香る神戸牛の塩釜ローストビーフ)」をチョイス。1日3組、秋冬限定のメニューです。 まずは前菜の濃厚なかぼちゃのスープを頂いていると、青山さんが、山盛りの旬のキノコを持って登場。目をひくのは大人の顔ほどある「六甲シャンピニオン」。 とにかく大きい!穴が開くほど眺め、写真をとったら、もったいない気がしつつも、食べやすい大きさにちぎって、窯でグリルにします。 焼きあがった順にキノコを葉野菜の上に散りばめると、「過去一番、美しいです!素晴らしい!」と青山さん。大人になると褒められることも少なくなりますが、いいタイミングでモチベーションが高まる声をかけてくださります。ちょっとうらやましく、次回はぜったい私が「シェフ代表」をしようと決意。 秋のキノコのサラダは、六甲シャンピニオンの他にも、黒アワビダケ、黒マイタケ、タモギダケ、花びらだけなど珍しい品種も。香ばしい匂いが食欲をそそり、それぞれの食感に違いもあるのが面白い! また、夕食時はスパークリングやワイン、ビール、日本酒、ソフトドリンクなどが、フリードリンクに。お料理にあうお酒をチョイスする楽しみもあります。 次に登場したのが、サーモンのプランクウッドグリル。キャンプの調理法で、一晩水につけた木の上にサーモンを置いてオーブンへ。「こうすることで木が燃えず、香りがサーモンに移る」と青山さん。 そして今宵のメイン「黒トリュフ香る神戸牛の塩釜ローストビーフ 赤ワインバター添え」が登場。お肉が入った美しい塩釜も特製のグリル窯へ。 塩釜にうっすらと焦げ目がついたら取り出し、ひびを入れて中にある神戸牛のローストビーフを取り出します。薄くスライスをするのですが、青山さんを見ていると簡単そうなのに……これも難しい。一番上手だったのは、なんと息子でした。 六甲の湧き水で炊き上げたご飯に、ローストビーフを乗せて、たまごをオン!トリュフをスライスしてトッピングしたら、贅沢な大人のローストビーフ丼の出来上がり。 デザートはイチジクの丸ごとバターグリル。アイスクリームを添えていただきました。 兵庫県産にこだわった食材を、「特製のグリル窯」がさらにおいしく仕上げてくれるのにびっくり。夕食後「この窯欲しいね」「置くところが……」「高そうだよ」と我が家は、窯の話題で持ち切り。 調理もしながらで忙しいかと思いきや、下ごしらえや面倒なことは既にしてあり、ゆったりと食事を楽しみながら「いいところどり」で体験が楽しめます。そして食事を頂きながら、次の料理の匂いや焼ける音などをライブで感じるのが溜まりません。 ペース配分も絶妙で、レクチャーしながら料理を進行し、「あれは?」「これは?」という質問に答え、ドリンクのオーダーに対応し……グランピング・アテンダントの青山さんのホスピタリティと手際が本当に素晴らしい。 聞けば、今回は大人向けメニューなので、食事やお酒をゆったり味わえるように、あえて体験は控えめだとか。思いっきり料理体験を楽しみたい方はグランドメニューがおすすめとのこと。次はそちらへもチャレンジしたいね……と家族で盛り上がります。 夜、ファイヤーピットではナイトバーを開催。夜の森を楽しみながら、ゆったりとしたひと時が過ごせます。 私たちはカクテルを部屋に運んでもらいコテージで家族水入らずの時間を過ごすことに。気が付けば眼下に見事な夜景が広がり、寝るのがもったいないくらい。でも、明日は朝日も見たいし……と気持ちに折り合いをつけて就寝。