中国向けEVセダン「EX-6」を本社展示室で公開するマツダの思い
マツダは広島県府中町の本社ショールームで、中国市場向け電気自動車(EV)セダン「EZ―6」の展示を始めた。現地合弁会社の長安マツダが開発・製造するモデルで、中国では10月から販売を開始する。日本国内での販売予定はないが「マツダを訪れるファンの方々に、日本の街中で見かけることのないクルマも楽しんでほしい」(広報)との思いから、10月末までの期間限定で披露することを決めた。 【写真】中国市場向けEVセダン「EZ―6」 EZ―6は合弁相手である長安汽車の電動技術を用いて、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)の新エネルギー車(NEV)2種類を設定。マツダのデザインコンセプト「魂動」に基づく外観や「人馬一体」と称する走行性能を組み合わせて商品化した。 展示しているEVの前頭部はフロントグリルを模してデザイン。全長4921ミリメートル、全幅1890ミリメートルの存在感ある大型セダンを一目見ようと、多くのマツダ社員も見学に訪れていた。