青学大・野村昭夢、6区で史上初の56分台で区間賞「56分台を出すために練習をしてきた」原晋監督「ものすごいやつ」【箱根駅伝】
◇３日 箱根駅伝・復路 青学大が１０時間４１分１９秒の大会新記録で２年連続８度目の総合優勝を飾った。６区の野村昭夢（４年）が従来の記録を３０秒も更新する驚異的な区間新記録を樹立し、後続との差を４分近くへ拡大した。 ◆太田蒼生、Ｘで決意表明、その時にも左手には指輪【写真】 １０１回目の箱根で大記録を打ち立てた。野村が、山下りの６区（２０・８キロ）で区間新記録の５６分４７秒をマーク。２０２０年に東海大の舘沢亨次（当時４年）が樹立した５７分１７秒を大幅更新し、史上初の５６分台で区間賞を獲得した。 野村は「５６分台を出すためにずっと練習をしてきた。ラストランで出せてよかった」と目標達成に笑顔。原晋監督も「有言実行でかっこよかった。ものすごいやつだと思う」と手放しで褒めたたえた。 後続との差を大きく広げる走りで、優勝の原動力になった。その活躍が認められ、関東学生連合チームを除く全チームから活躍が顕著だった選手を選ぶ金栗四三杯と、総合優勝に最も貢献した選手に送る新設の大会ＭＶＰをダブル受賞。初代ＭＶＰ受賞者になり、箱根の歴史にその名を刻んだ。
中日スポーツ
