“戦後最短”衆院解散…野党は“裏金隠し”と批判 非公認の議員からは困惑の声
党首討論が終わり迎えた午後4時ごろ… 記者 「厳重な警備のもと解散の詔書が運ばれます」 天皇陛下が署名された解散詔書の写しが包まれた紫色のふくさが運ばれてきました。そして… 「日本国憲法第7条により、衆議院を解散する」 石破首相は戦後最短となる首相就任から8日で、衆議院解散に踏み切りました。 野党からは… れいわ新選組 山本太郎代表 「一言で言ったら狂っています。解散なんてしちゃいけない。答えは簡単で、能登半島地震、発災してからまだ立ち上がれてないです、ちゃんと」 社会民主党 福島瑞穂党首 「国会をやっていると支持率が落ちるというわけで、とんずら解散なわけです」 参政党 神谷宗幣代表 「大義ないご都合解散だなと。また政策活動費を使うと選挙におっしゃっていたので、国民は怒るだろうなと思っています」 事実上スタートとなった選挙戦。石破首相は選挙に向け早速挨拶回り。候補者たちには公認証書を手渡しました。
一方、9日朝に自民党から非公認と発表された人からは、困惑の声も聞かれました。 非公認 細田健一氏 「いい加減にしろという気持ちもありますけど、どういう理由でこういう結果になったのか、全く党から何の連絡も受けてない。線引き含めてコメントしようがない」 裏金事件を受け離党した世耕参院議員は… 衆院選にくらがえ出馬 世耕弘成参院議員 「戦車に竹やりで向かって行くような、そんな選挙。ひとりでしっかりとがんばっていきたい」
また、40年以上の議員生活に別れを告げたこの人は… 二階元幹事長 「大変、恵まれた環境の中で多くのみなさんにお世話になった。この一言に尽きる」 ──やり残したこと、引き継ぎたいことは? 二階元幹事長 「辞めていく者がとやかく言うよりも、それぞれの人にがんばっていただく。十分期待をしております」 石破首相の早期解散の決断は吉と出るのか凶と出るのか。解散から投開票日までは18日しかない「超短期決戦」が始まります。