日本人も真似したい 健康志向高まるニュージーランドの食事 キウイのおいしいレシピ2品も
健康意識の向上は、世界的なトレンドになっています。ヘルシーな生活の基本は食事ですが、ほかの国ではどのようなものを食べているのでしょうか。そこで、食料自給率300%のニュージーランドで登録栄養士として働くジェス・ソーンズさんに、同国の最近の食事情についてお聞きしました。また、ニュージーランドといえば、栄養価の高さで日本でも注目されているキウイフルーツの一大産地です。おいしいレシピも2品教えてもらいました。 【写真】キウイフルーツが日本の食卓に届くまで ニュージーランドの農園や検品、検査場 実際の様子 ◇ ◇ ◇
利便性が高く健康的な食事がブームのニュージーランド
ニュージーランド栄養士協会の登録栄養士として、さまざまな人の健康問題に向き合い、個々の目標やライフスタイルに合わせた健康指導を行っているジェスさん。自身の健康問題がきっかけで、ライフスタイルを見直す重要性を実感し、現在は健康オタクを自認するほど日々の食事に気を使っているそうです。 ニュージーランドは、赤道を挟んで日本とはほぼ反対側。ニュージーランドの人たちが日々どのような食事をしているのか、日本人の私たちにはなかなか想像がつきにくいですよね。ジェスさんによると、ニュージーランドの一般的な食事は、イギリス料理の影響を色濃く受けているといいます。 「ローストなどのオーブン料理を食べる習慣があります。冬に食べるとほっとしますね。夏はフィッシュアンドチップスを食べたり、バーベキューをしたりします」 羊肉生産が盛んなため、ラム肉を焼いたものや、牛肉とチーズがたっぷり詰まったミートパイなどが定番です。その一方で、健康志向の高まりから、利便性が高く健康的なスムージーやアサイーボウルなどが流行しているとジェスさん。また、自宅で簡単に作れるレシピつきのフードボックスも人気だそうです。 さらに、世界的に注目が高まり続けている日本食はヘルシーなイメージが手伝って、ニュージーランドでもブームになっているのだとか。 「健康的で利便性が高いことから、ランチにお寿司を食べる人が増えていますね。健康のために、日本の緑茶を1日1回は飲むという人もいますよ」