今年も花粉がやって来た 大阪市内設置の観測装置で確認 今年の花粉は例年より早く・・・ 敏感な方は早めの対策を
大阪市福島区にある朝日放送テレビのウェザーセンターでは毎年花粉シーズンになると、ウェザーニューズの「ポールンロボ」による自動的な花粉観測と、人の手による「ダーラム法」による花粉観測を行っています。
ダーラム法とは、スライドガラスにワセリンを塗ったものを24時間外に置いた後、付着した花粉を染色液で染め、1平方センチメートル辺りにいくつあるか、顕微鏡で観測する方法です。 きのう25日(木)にセットしたスライドガラスを、けさ26日(金)に観測したところ、今シーズン初めてスギ花粉を1つ観測しました。
花粉飛散のランクとしてはまだ「少ない」とはなっているものの、敏感な方はすでに症状が出始めています。ウェザーニューズによる「みんなの花粉症マップ」をみると、首都圏を中心に、愛知県や大阪府内などで“とてもつらい“と感じている報告がありました。 ウェザーニューズによると、2024年の花粉の飛散開始予想は、関東地方や東海地方の一部、九州北部では1月下旬、その他の西日本や東日本の太平洋側も2月上旬と、例年より早まる予想となっています。なお近畿地方では、スギ花粉の飛散の量は昨年よりは少ないものの、平年よりは多くなる(平年の130%)予想です。 花粉症の方は、これからの本格的な花粉シーズンに向けて、例年より早い準備が必要となりそうです。 (ABCウェザーセンター・古川孝子)
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