【全日本】斉藤ブラザーズ 史上初となる世界タッグ王者での最強タッグ全勝優勝「まだまだ面白くなる!」
史上初の快挙だ。全日本プロレス暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」は8日、東京・後楽園ホールで優勝決定トーナメント決勝戦が行われ、斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)が、世界タッグ王者での全勝優勝を果たした。 Aブロックを6戦全勝で1位通過した2人は、この日の決勝トーナメント準決勝でBブロック2位の本田竜輝&綾部蓮を撃破。決勝ではアジアタッグ王者のライジングHAYATO&安齊勇馬に勝利した宮原健斗(35)、デイビーボーイ・スミスJr.(39)組と激突した。 めまぐるしく攻守が入れ替わる一戦は、終盤まで一進一退の攻防が続いた。20分過ぎ、宮原のシャットダウンスープレックスをジュンが阻止すると、レイがアイスバイン(アッパー式掌底)を命中させる。最後はジュンがサイコブレイク(コブラクラッチスラム)を豪快に決め、宮原から3カウントを奪った。 試合後、ジュンは「俺たちが勝ったぜ! これで今年の最強タッグは世界タッグのベルトを持ったまま全勝優勝だ!」と叫んだ。これまで最強タッグ全勝優勝を果たしたのは天龍源一郎&スタン・ハンセン、ババ・レイ&ディーボン、大森隆男&征矢学の3チームだけ。世界タッグ王者での達成は史上初となる。 レイが「誰とでもやってやるぜ!」と豪語すると、鈴木秀樹&関本大介が世界タッグ王座への挑戦を表明。V7戦で迎え撃つことが確実となった。 1517人(札止め)の観衆から大歓声を受けたジュンはイチゴ豆大福をほおばり、レイは大好物のビールで快挙を祝福。レイが「全日本プロレスはまだまだここからドンドン面白くなるから楽しみにしていてくれ」と呼びかけると、最後はジュンが「DOOM!」で暮れの祭典を締めくくった。
東スポWEB