中尾ミエと和田秀樹が<60代からのオシャレ>について考える。中尾「年を取ったらどんどん派手にすればいい。私が朝起きた時に心がけているのは…」
◆意識することが大事 和田:立派ですね。 中尾:自分で、「偉い、偉い」と言っています。自分の変化を見るのがとても楽しい。顔も手入れ次第でそれなりに変わるわけですよね。意識することが大事だと本当に思います。 目ひとつとっても、物を見るのにどうでもいいやと疎(おろそ)かにしていると、瞼(まぶた)が下がってくる。だから、ちゃんと目を見開いて、物をしっかり見るように心がけていると、やっぱり変わってきます。 だから、私は整形だなんだということは考えません。自力で変わっていくのが楽しみですね。時々エステに行くくらいです。 和田:腕のいいメイクに当たると、女性はすごく変われますからね。
◆年を取ったからこそ派手な服を着る 和田:私は50歳くらいから一時期の間、ずっとボトックスを入れていました。弛(ゆる)んだシワを伸ばしたりするだけで、顔がちょっと変わると気分も上がるんですよね。ですから、外見も大事だなと思うようになりました。 白髪も一部分だけが白くなっていて格好悪いから染めに行きます。それをやると、やっぱり気分が上がる(笑)。男性でもそうなんだから、女性もメイクをしたり、お手入れしたりして外見が変わると気分も上がりますよね。 中尾:本当に薄化粧程度でもいいから、身なりに気をつかうといいですよ。60歳になったからといって、変に老け込んでオシャレなんか必要ないなんて思わないで、自分の気持ちを上げるためにも必要なことだと思います。 着るものもね、年を取ったらどんどん派手にすればいい。たとえば、昔はお葬式にマニキュアをしていったら、いろいろと小言を言われたりもしました。時代や風潮の変化でお葬式のやり方も変わっていきます。 喪服にしても何故、黒でないといけないのでしょう。マニキュアをしているからといっても、失礼でもなんでもないでしょう。 和田:日本って本当はそんなに宗教にうるさくないから、好きに変えられるはずなんですけれどもね。 中尾:それなのに、喪服の「マナー」は古い常識のままです。グレーはいいけれど紺はダメとか。
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