「今年も紅白に“旧ジャニーズ”は出ない」それが“テレビ崩壊”の始まりを意味するワケ
組む必要性も薄れていたところに、実際にテレビ局側の出演見合わせによって、新たに他のメディアと組まない事例が続々と誕生し始め、そして成功例も出始めている。この一度起きた変化はそう簡単には元に戻らず、むしろ進んでいくのではないだろうか。 2024年秋には、およそ1年間続いたNHKによる所属タレントへの出演依頼の見合わせが中止されたが、ファンからは「もう紅白出なくていい」「テレビじゃなくて配信でライブを見たい」といった声も多く上がった。
そう考えると、この一連の事象は、ジャニーズ事務所の崩壊に見えて、実はテレビの崩壊の始まりなのかもしれない。 ※1 『週刊ダイヤモンド』2023年11月18 日号 ※2 STARTO ENTERTAINMENT公式サイト ※3 『日経エンタテインメント!』2022年8月号 ※4 「Snow Man」2023年12月31日配信 ※5~7 『TVガイドperson』VOL.106
霜田 明寛 :ライター/「チェリー」編集長