「本当にひどい」挑発行為にファン乱入のモロッコ、世界各国から非難轟々!「混乱」「妨害」「スポーツマンシップの欠如」【パリ五輪】
愚行を冒したモロッコが、世界各国から非難轟々だ。 パリ五輪の準決勝が現地時間8月5日に行なわれ、モロッコがスペインに1-2で敗戦。この一戦で批判の対象となっている1つ目が、先制ゴールのシーンだ。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 35分にモロッコがPKを獲得すると、キッカーではないアシュラフ・ハキミがスペインのGKアルナウ・テナスに近づき何かを口にする。そして冷静なシュートで先制点をマークしたスフィアヌ・ラヒミは、ネットを揺らした直後に両手を広げるダンスでさらに煽った。 この一連の挑発行為をスペインメディア『ELDESMARQUE』は次のように酷評した。 「モロッコの選手たちは、オリンピックの準決勝でスポーツマンシップの欠如を露呈した。ペナルティキックの前、ハキミはテナスの気をそらし、威嚇しに行った。モロッコがリードを奪うと、ラヒミはスペインのGKを睨みつけ、またダンスを披露して祝った」 一方、スペイン紙『MARCA』によると、挑発を受けたGKテナスはパリ・サンジェルマンでチームメイトのハキミとは「少し雰囲気が悪くなったかもしれないが、彼とはとても良い関係を築いている」と話しているという。それでも、この一件は物議を醸しており、「テナスは本当にひどい目に遭った。クラブに戻ったあと、練習で冷たい再会をするだろう」とアフリカメディア『AFRIK FOOT』からも苦言を呈されている。 試合はモロッコが1-0でリードして後半に入ったが、66分と85分の失点で逆転を許す。すると1-2で迎えた後半アディショナルタイムに、モロッコファンが乱入。しかもボールを奪い、スペインのゴールにシュートを決めたのだ。 これにはアジア各国から批判が寄せられている。ベトナムメディア『thethao247』は「興奮したモロッコファンがフィールドに駆け込み、自らドリブルでボールを蹴り込み、スペインのネットに突き刺したが、もちろんこのゴールは認められず、ただ試合を妨害した」と伝えれば、韓国メディア『SPOTVnews』は「モロッコの観客が乱入し、ピッチを混乱させた」とレポートした。 アルゼンチンとの初戦でも複数のファンが乱入して混乱を巻き起こしているだけに、中国のポータルサイト『捜狐』は「モロッコファンのエネルギーは本当に凄すぎる」と表現。「奇妙なこと」として「このファンの足さばきは実に見事だった」とユーモラスに取り上げた。 結果、試合には1-2でスペインに敗れたモロッコ。現地時間8月8日に行なわれる3位決定戦ではエジプトと対戦する。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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