PSGではムバッペの“後継者”が見つかっている? 2試合10ゴールのチームを引っ張るバルコラが次のスーパースターに?
新生PSG攻撃陣をリードする存在に
開幕2試合だけで判断を下すには早すぎるが、今夏にFWキリアン・ムバッペを手放したパリ・サンジェルマンが予想を超えるロケットスタートを切っている。 開幕節ではル・アーヴルを4-1、第2節のモンペリエ戦は6-0のスコアで大勝しており、ムバッペの抜けた攻撃陣が絶好調とは少々驚きか。 中でもスペイン『as』が絶賛するのは、ここまで3ゴールを挙げている21歳のFWブラッドリー・バルコラだ。左ウイングに入るバルコラを早くも『ムバッペの後継者』と呼んでおり、新生PSG攻撃陣をリードする存在となりつつある。 昨季のバルコラはムバッペ中心の攻撃陣において脇役的なところもあったが、昨季からリーグ・アンで得意のドリブルを46回成功させるなど目立つプレイヤーではあった。その活躍からフランス代表にも招集されており、確かな実力者であることは間違いない。 バルコラも21歳と若い選手だが、今夏のPSGはベンフィカから19歳MFジョアン・ネヴェス、レンヌから19歳FWデジレ・ドゥエ、フランクフルトから22歳DFウィリアム・パチョを獲得するなど、若手中心の補強策を展開している。 U-23フランス代表の一員としてパリ五輪で活躍したドゥエもドリブルを得意とする選手で、バルコラとドゥエ、さらにウスマン・デンベレ、アカデミーから上がってきた16歳の逸材イブラヒム・エムバイェもいるウイングエリアはPSGの強みとなるはずだ。 スタートは完璧だが、これを継続できるのか。ムバッペ退団の衝撃は大きいはずだが、開幕2試合はその不安を感じさせない内容となっている。
構成/ザ・ワールド編集部