迫力アクションの裏側明かす『トワイライト・ウォリアーズ』メイキング映像
香港No.1ヒットを記録した話題作『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のアクションメイキング映像が解禁された。 【写真】『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』メイキング 広東語映画として歴代No.1の動員数を誇り、社会現象を巻き起こした本作。監督はソイ・チェン、アクション監督は『るろうに剣心』シリーズで知られる谷垣健治が務める。 この度解禁された映像で紹介されているのは、九龍城砦を取り締まるロンギュンフォンが突如迷い込んできたチャン・ロッグワンを彼のアジトである理髪店で打ちのめすシーン。 ロンギュンフォンがタバコを投げてキャッチするまでのものの数秒でチャン・ロッグワンは店の床に叩きつけられているという名シーンだが、撮影はなんと初日に行われたという。 監督のソイ・チェンは、「香港の漫画っぽい作品にしたかった。ある程度リアルなアクションに漫画的な動作を多く取り入れた」と言い、アクション監督の谷垣氏はかなり試行錯誤を重ねたという。 タバコを投げるシーンは、監督・キャスト含めで生み出し、チャン・ロッグワンが鉄柵にぶつかるシーンの回転は谷垣氏のアイディアによって生み出された。 さらに、ベテランチームは伝統的で屈強な武術を扱い80年代90年代のアクション映画を思わせる一方で、若手チームは刀・ナイフといった武器やバイク、パルクールといったある特定の武術にとらわれない様々な要素を取りいれ、アクション全体がイキイキしているという。 ルイス・クーは、「アクションに不慣れなキャストが多く、特訓するのは大変だった。幾晩も撮影して完成したシーンは1分。でも、苦労したからこそいいシーンになる」と撮影の凄まじさを語るが、全員が本作におけるアクションの大事さをとても理解していたので、やる気と情熱に溢れていた。 レイモンド・ラムはナイフの使い手の役だが、メイキングでは何度も手からナイフを落とす様子が収められている。また、レイモンド・ラムは「今回のアクションはフルコンタクトだった。健治さんの要求水準はとても高いんだ。武術に詳しい人が見てもリアルな動きだと感じてもらいたかった」と語り、腕を痛めたり傷の絶えない現場だったという。 このようにキャストたちが困難な状況下で何度もリハーサルを重ね、アクションのみならずキャラクターの内面を深く掘り下げることによって、キャラクターたちの抱える「葛藤」や「絆」が画面にリアルに映し出されている。 また、谷垣氏は「ルイス・クーもサモ・ハンも全力を出していた。どんな俳優でも同じ、全力を出したかどうかでアクションが決まる。最高に美しいと思うよ」と自信をのぞかせている。 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は1月17日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.
シネマカフェ シネマカフェ編集部