日本最大級のこども園 共働き世帯が多い地域で「幼稚園枠の希望者約3倍」渋渋・渋幕の学校法人が手がけた園の人気の理由
── 園内には保護者の方が、気軽に相談に立ち寄れるスペースもあるそうですね。 木村英美園長:私自身が、子育て中になんでも話せて、ガス抜きができる人がいると日々の励みになると実感していたんです。 保護者の方に「何かあったら、いつでもどうぞ」と声をかけています。お話を聞くと、「ほっとしました」とか、「また頑張ります」とおっしゃっていて。育児の悩みやつらい気持ちは一時的なもので、だからこそ子どもが伸びるんですというようなお声がけをしています。
晴海西こども園は、東京オリンピック・パラリンピックの選手村の跡地エリアに立地した、新しくまちづくりをしている場所で、入居される方はみなさん新しく引っ越して来られた方々です。園内はまだ空き教室もありますので、今後は自治体と相談して受け入れ人数を増やしていく予定ですが、子育てには地域の繋がりも必要です。お子さんを通じてご縁がある方とお話ができるような環境づくりをしていくことも、とても大切だと思っています。
取材・文・撮影/内橋明日香
内橋明日香