約6万円本格BBQグリルが「コスパいい」と言える訳 持ち運びが簡単で、日本の住環境にもフィット
人が集まって話をしながら楽しむバーベキューだが、誰かが席を立って火加減を調整したり、調理のためにつきっきりになったり、後片付けが大変になる人が出てくる。そういったことまで含めてバーベキューを楽しみたいという方もいるかもしれないが、面倒だと感じる方のほうが多いだろう。 Weber Travelerは火起こし(点火)も火加減の調整も簡単で、食材は細かくカットしなくてもよい(むしろカットしないほうが美味しい)。調理中はフタをして置いておけるので会話も楽しめる。お手入れはほぼ不要で、後片付けのことを考えてお酒を控える必要もない。
筆者は主婦ということもあって、「手間がかからないグリル」という点が魅力的だった。お店のような焼き加減をすぐに味わえるので、実際に持っていたら頻繁に家でも使いたくなりそうだ。 価格も良心的だ。Weber Travelerは折りたためる本格グリルで、丈夫なアルミフレームや砂浜でも移動しやすい大型ホイール、ホーローコーティングのしっかりした鋳鉄製焼き網などを採用している。これで5万9990円であればコスパがよい。
WEBER-STEPHEN PRODUCTS JAPANマーケティングマネージャーの田中さやか氏は「バーベキューグリルは日本ではまだアウトドア用というイメージですが、手軽に庭やベランダでも楽しんでいただきたい。バーベキューグリル入門機として普及を目指しているため、Weber Travelerは価格を抑えました」と話す。 日本では競合する製品はほぼなく、バーベキューグリル専門メーカーとしてアウトドアやバーベキューが好きな方の間では知名度が高いWeber。中でも折りたためるWeber Travelerは、使いたいときだけ、サッと出して使える点が新しい。ホームセンターや家電量販店などで実物をチェックしてほしい。
石井 和美 :家電プロレビュアー