写真：ザイ・オンライン

　【日本株】売上高が2ケタ成長で、収益基盤が強い「高配当の5万円株」2銘柄を紹介！　 ともに配当利回り5％前後の「アイモバイル」と「アクモス」に注目！　 【図版】配当利回りが5.0％の「アクモス（6888）」はシステム開発などのITソリューション、システム保守などを展開！ ●「ふるなび」を手掛ける配当利回り5.1％の「アイモバイル」と、 ITソリューションを提供する配当利回り5％の「アクモス」に注目！　 　ダイヤモンド・ザイでは、100株買うときの必要資金が6万円未満(5万円台まで)の株を「5万円株」と呼んでいる。手軽に買いやすいので人気があるが、なかでも注目されるのは「高配当の5万円株」だ。 　ただ、配当利回りは年間配当金を株価で割って算出するので、業績悪化などで株価が安くなっている場合にも高くなる。そのような銘柄を避けるには、配当利回りの高さだけでなく、売上高が大幅に伸びているかどうかに着目したい。 　「売上高が大幅に伸びているということは、製品やサービスの販売が絶好調だということです。こうした企業は収益基盤の強さから株価上昇に加えて、持続的な配当の支払いが期待できます」(クォンツ・リサーチの西村公佑さん) 　以下では「売上高が2ケタ以上の成長」という条件を満たし、なおかつ配当利回りが高い5万円株の中から、西村さんにおすすめの2銘柄を挙げてもらったので、投資の参考にしてほしい(※株価や利回りなどのデータは11月5日時点)。 　最初に紹介するのは、予想増収率が22.8％で配当利回りが5.1％のアイモバイル(6535)だ。 　アイモバイルは、インターネット広告とふるさと納税サイトの「ふるなび」を手掛ける企業。ふるさと納税関連事業は順調増。ふるさと納税の利用率はまだ16％程度で、今後の成長余地が大きい。今期は22％増収、26.8％営業増益予想だが、PERは約10倍と株価は割安な水準だ。 　続いて紹介するのは、予想増収率が12.4％で配当利回りが5.0％のアクモス(6888)だ。 　アクモスはシステム開発などのITソリューション、システム保守などを展開。消防・防災向けやセキュリティ関連に強みを持つ。収益の安定性が高く、中期経営計画では今期で売上高70億円、2027年6月期で100億円の目標を掲げる。財務健全でM＆Aでの事業拡大が可能。