三好康児、ボーフムでの初ゴールは劇的同点弾「ゴールを狙いに行こうと思っていた」
ボーフムの三好康児が、劇的同点弾で引き分けに終わったレヴァークーゼン戦を振り返った。 【動画】三好康児が初ゴール! ボーフムは9日、ブンデスリーガ第10節で昨年の王者・レヴァークーゼンと対戦。三好はベンチスタートとなった。試合は立ち上がりからレヴァークーゼンペースで推移。18分にはフロリアン・ヴィルツのスルーパスに抜け出したパトリック・シックが1対1を冷静に沈め、レヴァークーゼン戦が先制点を手にした。 ただ、後半に入ると連戦の疲れか少しずつレヴァークーゼンの足が止まり始め、ボーフムが攻勢をかける時間帯が増えていく。すると、終了間際の89分だった。69分からピッチに立っていた三好がPA内で仕掛けると、最後は相手に当たったルーズボールを見事にゴールへ流し込み、貴重な同点弾を奪うことに成功した。これで試合は終了。監督交代を経たボーフムが、連敗を「5」で止めた。 レヴァークーゼン戦における三好のハイライトは、やはり劇的な同点弾の場面だろう。「一個前のプレーでCKに流してしまったシーンがあって、あそこも行ってもよかったかなと。次に来たらもうゴールを狙いに行こうと思っていた」とする中、PA内で積極的な仕掛けを見せ、仲間へパス。これは相手のブロックに阻まれたが、ルーズボールを難しいニアサイドに決め切った。 「あそこにこぼれてくるとは思わなかったけど、中で合わせたこぼれ球だったりを狙って中に入っていた。そこにうまくボールが流れてきた形。ああいう感じだとだいたいGKもクロスを狙いにいくだろうという感覚があったので、丁寧にコースを狙いにいくという感じだった。とりあえず1点、取れてよかった」 試合前の段階では9試合を終えて1分8敗。指揮官交代を経て初めての試合とあって重要な一戦だった。そんな中で、自身のゴールもあって勝ち点1を獲得。確かな結果を残したと言っていい。それでも三好は、ゴールにこそ喜ぶも、結果に浮かれることなく次の戦いを見据えた。 「自分に求められているのは、年間を通してしっかりと結果を残してチームを助けること。勝ち点1では満足できないし、自分たちの順位が変わったわけでもない。そこは冷静に見ないといけない。今日のゴールは喜びたいけど、まだ言っても1点。これを続けないといけないと思います」