2024年食品業界重大ニュース 食の安全保障、重要性鮮明に 持続性確保へ基盤固めた1年
「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産に登録
國酒(日本酒、本格焼酎、泡盛、本みりん)を醸す麹菌を使った「伝統的酒造り」が12月5日(日本時間)、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。国内の無形文化遺産としては23件目で、日本の食文化関連では13年の「和食」以来の登録となった。 麹菌を使った伝統的酒造りの技術は、500年以上前に原型が確立した。その後、日本各地の気候風土に応じて発展し、受け継がれてきた。 政府は伝統的酒造りを22年3月、ユネスコに無形文化遺産として登録するよう提案、23年3月に再提案し、24年11月、評価機関が登録を勧告していた。 12月8日には伝統的酒造りの無形文化遺産登録決定後、公式の場で関係者が一堂に会する初のイベントとして、兵庫県伊丹市内で記念のセレモニーが開催された。
日本食糧新聞社