女子プロレス“壮絶すぎる大流血戦”の内幕…『極悪女王』ダンプ松本に“指名”された刀羅ナツコの主張「血の雨を降らせるだけが自分のプロレスじゃない」
12月29日に両国国技館で行われた刀羅ナツコと舞華の「ノーDQマッチ」(反則負けがない試合)は凄惨な大流血戦になった。有刺鉄線を体に巻き付けて入場した刀羅は有刺鉄線バットと一斗缶を手にしていた。舞華は切ったビール缶を張り付けたボードを携えていた。 【衝撃写真】「こんなに血が出て大丈夫なのか…」イスにも血がべっとり…女子プロレス“壮絶すぎる大流血戦”の生々しい写真を見る(全48枚/流血等の写真を含みますのでご注意ください)
「血の雨を降らせるだけが自分のプロレスじゃない」
場外戦でおびただしい量の鮮血が舞華の頭から流れた。「こんなに出て大丈夫か」と心配になるくらい、国技館の床やイスに血が垂れていた。刀羅は舞華の頭にフォークを突き刺した。両国地獄絵巻。イス、テーブル、チェーン、ラダー……リング上はカオスだった。刀羅は舞華をKOした。 試合後、壮絶な流血戦の反響にスターダムの岡田太郎社長は「しばらくやらないというか、アクシデントもあって行きつくところまで行ってしまった絵になったなあと感じている。2人だからこのルールを許したので、『ああ、いいです。盛り上がりましたね、じゃあやりましょう』ということにはならない。怖いですが、範囲を超えない中での死闘を見せてくれた」とコメントした。 新年になってから、刀羅に話を聞いた。 「あの試合が終わった後、記事を見たのか、たまたまSNSで流れてきたのを見た人なのか、『他団体のだれだれとやれよ』とかいう声を目にした。たとえばウチの団体だったとしても、『なぜ鈴季すずじゃないんだ』とかいう声もあったけどな。私は舞華だから自分の命を削ってでもぶちのめそうと思って、ああいう試合をやった。誰とでも簡単にやるわけじゃない。自分にとってまたそういう相手が現われたら、何回でもやってやろうと思う。それが全然違うヤツなのか、また舞華なのか、それは今はまだわからない。血の雨を降らせることだけが自分のプロレスじゃないと思っている。私をそこまでヒートアップさせられるヤツに2025年に出逢えるかどうか、それで決まる」
『極悪女王』ダンプ松本の指名に“恩返し”を
刀羅は昨年10月、後楽園ホールのリングで『極悪女王』ダンプ松本に「ナツコを応援してんだよ。ナツコが有名人になるまでずっと応援する」と名指しされた。 「やっぱり、メディアの仕事もそうだし、プロレスでも自分がなにか記事になったり、話題になったりするたびに、ダンプさんの名前がついてくる。自分のことは知らなくてもダンプ松本という名前はたくさんの人が知っているから、多くの人に自分を知ってもらえるきっかけになったんじゃないかなと思う」 ただ、と刀羅は続ける。 「もちろんダンプさんには憧れているし、一時代を作った尊敬する大先輩です。自分が超えなきゃいけないレスラーの一人という大前提があった上で、似ているレスラーとしてではなく、“刀羅ナツコ”というレスラーをより多くの人に知ってもらいたい。いい意味でも悪い意味でもいつまでもひとまとまりにされてしまうと、自分が消えてしまうから。ここから先は、ここまでやっていただいた恩返しのためにも、刀羅ナツコというレスラーをどう進化させていくのかが自分にとっての大きな課題だと思う」 刀羅が率いるH.A.T.E.というユニットは大江戸隊というヒールユニットから再編成され、昨年7月に誕生したものだ。誰がチャンピオンでも、ボスが刀羅であることには変わりはない。 「H.A.T.E.はできて半年しか経っていない。去年はどんな試合でもどんな大会でも、相手がだれであれ対 H.A.T.E.というのが多かった。それは自分たちが積極的に仕掛けていったからだ。スターダムをぐちゃぐちゃにしてやるという気持ちがあった。その集大成が上谷(沙弥)の赤ベルト。レスラーはどんな手を使ってでも勝たないといけない」
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