女子プロレス“壮絶すぎる大流血戦”の内幕…『極悪女王』ダンプ松本に“指名”された刀羅ナツコの主張「血の雨を降らせるだけが自分のプロレスじゃない」
「ユニット対抗戦、最下位になったら解散でもいい」
上谷は12月29日のメインイベントで中野たむを「だまし討ち」のような形で下し、H.A.T.E.の一員として赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を手にしている。 「2025年になったら落ち着いてきちゃったよね、と言われないようにしないと。ファン全員をこっちの手のひらの上で転がすよ。赤ベルト? 今はまだ『おめでとう』という気持ちが強い。でも、自分だけじゃなくてH.A.T.E.の中にも赤ベルトを狙っている人はたくさんいる。『今日の敵は明日の友』じゃなくて真逆、『今日の友は明日の敵』。H.A.T.E.はそういうところ。何かのきっかけで赤ベルトをこいつから絶対引き剥がしてやるというヤツが出てくるかもしれないし、自分がそうなるかもしれない。年明けだからね。まだ、みんな頭ポヤポヤしているだろうけど。油断しちゃいけないと思う。H.A.T.E.は大江戸隊の時のように馴れ合っているようなユニットじゃないからね」 岡田社長の新年の挨拶によると、スケールをアップしたユニット対抗トーナメントが予定されているという。 「今、もしかしたら敵になるかもしれないって言ったけれど、トーナメントとなれば話は別。スターダムにおいてユニットとしての力、ユニットでの戦い方は自信を持ってやってきたこと。それに対して相手も『絶対負けられない』って気持ちでかかってこられて、1人抜け、2人抜け……。まあ自分たちがいらねえと思ったヤツは捨ててきたけどね。今は自分がヒールやっている中で、一番、最高の仲間たちだと思っている。ユニットのトーナメントは優勝狙っていかないとね。ユニットでも強い、個人でも強いというのを押していきたい。去年できた新しいユニットがある中で、結果は残したい。何なら最下位になったらユニットは解散でもいいってくらい、ピリピリしてもいいと思うよ」
(「プロレス写真記者の眼」原悦生 = 文)
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