他人事ではいられない!?トランプ大統領就任を控えた今、意識すべき「お金のこと」
米国株への投資は期待大!
トランプ大統領の政策の大きな特徴ともいえるのが、減税や規制緩和、関税の引き上げなど、アメリカ経済全体の成長を図るための経済的な施策が多いことです。この徹底した「自国優先主義」ともいえる政策によってアメリカ国内の経済が活況になっていけば、当然、米国株も上昇する可能性が高まります。 もちろん、株価は生き物ですので、トランプ大統領の思惑どおりに継続して右肩上がりに……とはならないかもしれませんが、皆さんが米国株に投資していたり、米国株で運用する投資信託の積立を行っていたりするのであれば、今後の値上がりに期待したいところ。 もし「投資にチャレンジしたいと思ってはいるけれど、まだ始められていない」というのであれば、投開票が終わって市場が一息ついた今のうちにぜひ第一歩を踏み出しましょう。少しでもリスクを減らしたいなら米国株を組み込んだ投資信託を、毎月、積み立てでコツコツ買っていくのがおすすめ。アメリカの株式市場の代表的な指数である「S&P500」を手がかりとして積立する商品を選んでみてはいかがでしょうか。
ビットコインをはじめとする仮想通貨も上昇!?
トランプ大統領はもともと、ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号資産)に対して懐疑的な姿勢を示していました。しかし今回の選挙戦に臨むにあたって肯定的な態度に一転。仮想通貨でも選挙資金の受け入れを行うとともに、大統領就任初日に、仮想通貨に対して厳しい規制を設けてきた現在のSEC(米国証券取引委員会)の委員長を解任するとまで述べています。 2009年に誕生したビットコインですが、常に投資家の間で注目を浴びつつも、資産運用の対象としてなかなかオフィシャルには認められてはきませんでした。しかし、すでに今年1月、SECはビットコインの現物を裏付け資産とする上場投資信託(ETF)の上場を承認しています。 これは、表現を替えれば、年金の運用機関や投資信託の運用会社などを行う機関投資家が、一般の金融商品を通じて資産をビットコインで運用できるようになったということを意味します。機関投資家によって大きな資金が流れ込めば、当然ビットコインの価格はさらに上昇圧力が高まっていくでしょう。実際に今年3月には円建てで1,000万円の大台を突破し、大統領選後の11月21日には過去最高値となる1,500万円を記録するなど上昇基調を継続しています。ここにトランプ大統領の強力な後押しが加われば、さらなる上昇に期待が持てるかもしれません。