他人事ではいられない!?トランプ大統領就任を控えた今、意識すべき「お金のこと」
4年に一度のアメリカ大統領選が終わり、トランプ元・大統領が第47代アメリカ大統領として返り咲くという結果になりました。 【写真】日本政府の対応次第で、食卓でお馴染みの「あの商品」が値上げするかも!? 世界経済の中心であるアメリカの大統領選の行方は、株式市場はもちろん、経済や政策を通じて私たちの生活にいろいろな影響を及ぼします。そこで今回は、新たなトランプ政権の誕生が私たちの今後の生活にどのような変化をもたらすのかについて、身近な視点から考察していきます。これを知ったらもう、トランプ氏の言動が他人事には思えないかも!?
トランプ元・大統領が選挙戦を制して返り咲き
今回のアメリカ大統領選では、民主党のカマラ・ハリス候補との激しい選挙戦の結果、共和党のドナルド・トランプ元・大統領(以下・トランプ大統領)が再びアメリカ大統領に就任することになりました。2025年1月20日には大統領就任式が行われる予定で、その後、第47代アメリカ大統領として手腕を振るっていくことになります。 大統領選の投票は2024年11月5日から始まりました。日本時間の11月6日にはトランプ氏が勝利するとの見方が強まり、日本の株式市場は大幅な株高に。日経平均株価は一時1,100円を超える上昇を見せ、終値でも1,005円高と、4万円目前の展開となりました。
「トランプ・トレード」はこれからが本番!
しかし、大統領選の結果が株式相場や為替相場に大きく影響するのは、こうした投開票の瞬間だけではありません。御年78歳のトランプ大統領ですが、そのエネルギーは衰えることを知りません。時には強権的ともいえるやり方で政策を実行していく姿は、皆さんの記憶にも焼き付いているはずです。 こうした明快なキャラクターと政策から、2010年にベストセラーとなった書籍「もしドラ」の語呂に合わせて、「もしトラ」(=もしトランプ前大統領が再当選したら)」といった言葉も生まれるほど。そしてその「もしトラ」が「確トラ」になった今、トランプ大統領の一挙手一投足が、株式相場や為替相場に影響を与えるのは、むしろこれから本番です。 このようなトランプ大統領の政策や、その実現に向けた采配を取り巻く株式相場や為替相場の動きは、金融の世界で「トランプ・トレード」と呼ばれます。そしてこうした「トランプ・トレード」の中には、直接的、あるいは間接的に私たちの生活に大きな影響を及ぼす可能性があるものも少なくありません。