東京2025世界陸上まであと1年 女子100M障害の寺田明日香が出場へ意欲を示す「感謝を伝え切れていない」
東京2025世界陸上(東京・国立競技場)開幕まで1年となった13日、都内で「1 Year To Go !」のイベントが行われ、女子100メートル障害で東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)、男子400メートルの日本記録保持者で今夏のパリ五輪代表の佐藤拳太郎(富士通)らが登壇。寺田は「東京五輪でたくさんの方々に見ていただけなかったことが、世界中の選手が寂しかったと思う。世界陸上でリベンジ出来たらと思っています」と笑顔で話した。 2009年ベルリン世界陸上に出場した後、13年に一度は引退したが、18年から現役復帰。19年ドーハ世界陸上、20年東京五輪、23年ブダペスト世界陸上と代表歴を重ねてきた。今年は目標だったパリ五輪出場を逃したが、「このままフワッとやめていくのも心の残りになるんじゃないかなと思いますし、いろいろな方々に感謝を伝え切れていないとも感じます。感謝の形をどういう風に表現するかを考えている中で、一つ、世界陸上を目指すことも形としてはあるのかなと思っています」と明かす。 意欲は徐々に湧いてきているといい、「20、30、40パーセントくらい、ジワジワと上がってくればいいなって思っています。家族はプッシュ、プッシュっていう感じです」と笑った。 世界陸上は25年で20回目を迎える。日本での開催は1991年東京、2007年大阪に続き3回目となる。
報知新聞社