「ウィッグが不快」と批判された米気象予報士(33)が乳がん闘病中であることを告白。“ご意見メール”に知的に反論
気分によってヘアスタイルを変えたり、医療用としても使われているウィッグ。先日、自身の髪型に対して視聴者から心ないメールが届いたある気象予報士は、化学療法を受け乳がんと闘っていることを告白。自身の経験をシェアし、力強いメッセージを送った。 【写真】ウィッグをかぶりながら天気予報をしているローラさんの様子
視聴者から届いた心ないメール
アメリカ・オクラホマ州タルサの『Fox 23』で働く、気象予報士のローラ・モックさん(33)。番組宛に届いたメールの件名には「ローラ・モック」とあり、本文には「髪を弄るのをやめて、天気予報をやってくれないか? まるでつけ毛をつけたみたい」と書かれていたという。 ローラさんは自身のFaceBookにメールのスクリーンショットと一緒に、このような返信を添え投稿している。 「ニュース速報!私の髪は偽物です! 6月末から髪が抜け始め(化学療法には感謝!)、1週間ちょっとウィッグをかぶっています。地元の報道関係者に憎悪のメールを送る前に、まずはよく考えてほしい。このメールは、ニュースルーム全員に宛てたものでした」 「そんなに不快になりますか? そんなことはないですよね。私は人の言葉や批判に耐性がありますし、私の体から追い出そうとしているがんなど、心配することは他にもあるんです。だからといって、こんなコメントを大目に見るつもりはありません」 同投稿には、ローラさんはウィッグをかぶりながら天気予報をしている写真と、ウィッグを手に持ちながらカメラに笑顔を見せている写真も添えられていたという。またコメント欄には、多くの人から応援のメッセージが殺到していたとのこと。 『TODAY』のインタビューに応じたローラさんは、今回のことについてこのようにコメントしている。 「職場のみんなは、がんと闘っている私があのようなコメントを受けたことを残念に思っています。 でも、がんではないけど人生において他のなにかと闘っている女性だって、毎日このような言葉を浴びている。私たちはこんなことをされる筋合いはないのです」